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大沢不動滝
小さく写ってしまった。
実際にはなだらかに落ちる
長い滝である。
緑があまりにも濃くて、
滝の全貌が見えない。
看板には、
『ブナの林で貯えられた水が
輝石を含んだ火成岩の間を濾過され、
30mの滝となって湧き出している』
と書かれてある。



大きさ比較。
さらに小さく見えてしまう。
ダンナは滝つぼからやや離れた
少し高くなった所に立っています。




中段の水が分かれる部分。
苔が生えていて綺麗だ。
この苔の存在が滝の水が
湧水だということを証明しているようだ。
2004/5/15  大沢不動滝  柏崎市 (落差30メートル)
3月に探し求めて、きのこ園の看板で地図を発見したが、雪のため行きつけなかった大沢不動滝、さすがにもう雪はないだろうともう一度行ってみることにした。(3月のレポートはここへ
今回はきのこ園で写真に撮った地図をプリントアウトしてきているので、迷うこともない。
しかも、前回さんざんぐるぐる回った市野新田の神社のところに自然散策マップの看板が出ていた。ここに丁寧な地図があったので、さらに安心していくことができた。
このマップ、前回来た時にははずされていた。どうも雪がなくなったあたりに貼り出されるものらしい。雪があると、道も地図も消えてしまうのだ。
さて、マップとおりに進むとやや広い駐車スペースに出た。
おっ、ちゃんと遊歩道もあるじゃないの、と思ってそちらに進もうとしたが、どうも気になる看板らしき杭がある。裏側になっているので、そこに何と書いてあるのか見ようと覗き込んでみると、「不動滝」。矢印は行こうとした遊歩道とは違う方向を向いている。
目をこらすと、その矢印の方向にも遊歩道らしき階段状のものが見える。見えるが、雑草のほうが多い。これは、もしかして、だれも通っていないんじゃないのか?
だが、矢印がそちらを向いているからにはそっちに行くしかない。道もあることだし。
    
まだ5月だというのに、シオカラトンボがやたらたくさん飛んでいる道をのんびり進むと水音がしてきた。
ベンチなどがあるやや広い場所と看板があり、その向こうに滝が落ちていた。
ほんのしょぼい滝と想像していたのだが、なかなか姿の美しい大きな滝である。
看板によると落差30メートルとある。
それほどの落差があるようには見えなかったが、草木に覆われたさらに上にも滝の流れがあり、見えない部分を入れると30メートルはありそうである。
うっそうと緑が生い茂る滝の落ち口あたりには、どうも不動様の石像があるらしいが、あまりに緑が濃いために確認はできなかった。
交通 
大沢不動滝  国道8号線を柏崎市に向かって走る。柏崎市街に入り、枇杷島という交差点から左折して国道353号に入る。高柳町に向かってかなりの距離走ると『綾子舞い発祥の地』という大きな立て看板が出現する。『綾子舞い会館』へは右折するようにと案内があるので右折。左上に会館が見えるがその方向には進まずに右折した道をまっすぐに向かうと市野新田の集落に着く。この道をひたすらどん詰まりまで進めばきのこ園である。が、きのこ園方面には進まない。
市野新田の神社や公民館らしき建物の前にある市野新田自然散策マップの看板がポイントである。
この看板にも大沢不動滝が出ているので、この地図の通りに行けばまず間違いない。
この看板からさらに先に進むと道はY字になっている。Y字の又の所にお地蔵さんがあって、右に行くときのこ園。少し手前、萱葺きの民家の前を左に行くコンクリートの道が不動滝への道である。お地蔵さんのすぐ隣にも道があるがそちらには行かない。手前の民家の前の道である。
コンクリートの道は狭くて心細くなるが、山を登る感じでどんどん進むとやがて行き止まりになる。ここが不動滝の駐車場で無理すれば5台とめられそうなスペースだ。
入ってすぐに見える遊歩道の階段は違うほうに進む。おそらくきのこ園の方に行くのだろう。図では青いバツ印。
もう一本、図の赤い矢印のほうが不動滝へ行く遊歩道である。黄色い矢印の所に不動滝、と出ているが、草が生い茂ると隠れてしまう恐れがある。
やや荒れた遊歩道を5分くらい歩くと滝が姿を現す。


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