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旭滝
周りが白くないので、冬っぽくないが、
冬の旭滝の画像はたぶん
他にはないと思う。
上部でストンと落ちた水が
中ほどで分岐する
素晴らしい美瀑だ。



これは正面よりの図。
岩盤にちょっとだけ雪がある。。




大きさ比較写真。
赤丸の中にダンナがいる。
上の二つの写真だと小さく見えるかも
しれないが、この写真から
滝の大きさをわかっていただけるだろう。




滝は落ちてから
直角近くに曲がって流れている。
滝の正面には、上の写真で
ダンナが立っている
杉の生えた高台があるのである。




滝に向かって右側から撮影。
滝の上部は岩盤を離れて
ストンと落ちているのがわかる。
この撮影した場所はかつては沢だったらしく、
水流の跡らしいものもあったが、
今はまったく無かった。
つまり、こちらがわにもう一本流れが
あったらしいのだが、
その流れが涸れて久しいらしい。
2007/1/20  旭滝  阿賀町(旧上川村) (落差25メートル)
2007年の冬は、とにかく雪が少ない。気温が雪になるほど下がらないのである。正月からとても暖かで、1月半ばを過ぎても平地では全く積雪していない状態だった。
新潟にしては異常なことである。
そんなわけで、この冬は気持ち的に全く氷瀑を見に出かけるつもりになれず、長野や群馬にドライブする予定もなかった。
しかし、暖冬少雪であれば、何か我々滝好きに有利に傾く条件があるのではないか。1月2日の福島県西会津の大山祇神社の滝を見に行った時に例年であれば絶対に正月に見に来れる滝ではない、と思った。つまり、雪が少ないということは、普通の年の積雪では林道や遊歩道が閉ざされてしまう滝に行けるのじゃなかろうか。新潟のその可能性がある滝は無いだろうか。
思い当たる滝があった。
旭滝である。
位置的にも西会津に近く、正月からの数週間でさらに積雪したとは考えづらい。
あの集落からの林道に雪がない、あるいは、轍がついていて西山日光寺まで自動車で行くことができれば、たぶん見に行ける。
それに、真冬であれば、夏に恐ろしい思いをしたヒルもいないでのんびり滝を見られるはずである。
もし旭滝に行けないとしても、旧上川村には大尾不動滝もあるし、最悪、角神不動滝ならたぶん苦労しないで見られるだろう。
そんな思惑を胸に、よく晴れた休日の土曜日、我々は阿賀町に向かって自動車を走らせた。
それにしても、本当に雪がない。国道49号線で阿賀町に入ってもほとんど積雪していない。道路わきに除雪の際にできた雪の塊が残っている程度である。
津川のインターを過ぎて、警察署わきの払川集落に向かう道に入ると、ようやく冬らしくあたりが白くなってきた。
ここから先は標高が上がるので、さすがに積雪が無いとは言えない。集落から先がもし除雪されていなかったとしたら、いくら4WDとはいえ自動車でむりやり林道を進むのは無理な状態だ。
さて、どうだろう、と払川集落の終わりまで進んで見た。
と、林道まで除雪されているではないか。
さすがにそこまでの道路ほどきれいに除雪されているわけではないが、自動車が通るには充分なくらいの幅でアスファルトが見えるくらいに除雪されている。
よし、行ける。
たぶん、西山日光寺まで除雪することになっているんだろう。お正月だし、二年参りとかあったのかもしれないし。
などと話ながら、それでも慎重に進んでいく。
だが、待て。なんか、この除雪の跡は、妙に新しくないか?たった今除雪したてのホヤホヤみたいな感じがしないか?
いきなり正面にブルトーザーが現れるかもしれないと思うとちょっと怖い。
そのちょっと怖い予想が当たってしまった。
ただし、正面で対面する形ではなかった。
林道は西山日光寺の少し手前でT字にぶつかる。そのT字の道にブルトーザーはいたのである。こっちは少しは予想していたが、向こうは全く予想していなかったらしい。慌てた感じでブルを降りて来た。
話によると、本当に今日、集落から道を開いて登って来たらしい。この林道のあたりが仕事場らしいのである。
西山日光寺まで行きたいというと、そちらへの道は除雪していなかったのだが、せっかくここまで来て引き返させるのも可哀想だから、と、寺まで除雪してくれると言ってくださった。願ってもないことだった。
カーブを曲がればすぐに寺だというので、ブルトーザーのあとについて行く。
だが、カーブを曲がっても寺の山門の屋根は見えるのだが、道は曲がっていてまだまだ先がある。しかも50センチ以上の積雪がある場所もあるので、ブルトーザーでも行ったり来たりを繰り返さなければならない道だった。
15分ほどもかかっただろうか。本当に我々だけのために、寺まで綺麗に除雪してくれたうえに、寺の前でUターンできるように広場まで作ってくれた。
偶然にもブルトーザーに出会って、しかも親切な人だったので、西山日光寺まで自動車で来ることができた。そうでなければ、もちろん払川集落であきらめていたところである。
感謝してもし足りないが、とりあえず手元にあった缶コーヒーと飴の袋を一袋でお礼にした。本当にありがとうございました。
  
我々のためだけに作業してくれたブル。
さて、寺まで来れたが、旭滝はこの寺から普通の時で徒歩20分ほど山をくだらないといけない。
この先はもちろん除雪なんかしていない。雪の上を歩いて滝に行くしかない。
その前に腹ごしらえだ。
ちょうど西山日光寺の山門の下が乾いていて、お日様も当たって暖かだった。座る場所がなかったので雪で椅子を作って、例によってコンビニおにぎりとカップラーメンである。
   
  
山門を借りて昼食。雪の椅子にコンパクトヒーターとクッションが暖かい。
お腹も満たされたので、いざ、雪の中に出発だ。
まず、寺から滝へ下る入り口までの林道ですでに足がずぼずぼともぐって歩行困難だった。こんな積雪の時はスノーシューが一番なのだが、あいにく我々にはスノーシューはない。しかも、長靴を忘れたので、登山靴にスパッツ、それと軽アイゼンという装備だ。
だが、長靴よりもその装備のほうがよかったかもしれない。積雪は長靴よりも上の場所もあったので、長靴に頼ると雪まみれになっただろう。
旭滝まで20分というプレートの場所から山を下る。
  
いざ、出発。
下るって・・・。当然のことながら、雪で道がさっぱりわからない。
今まで雪の中を滝に向かった経験が無いではないが、どの滝も遊歩道がはっきりとしていたり、もしわからなくても木々に目印のリボンが巻いてあったりした。
が、この旭滝は、冬場に人が来ることは絶対にない滝なのだ。もちろん目印なんかありゃしない。
そんなわけで、我々はやみくもに雪の中、下に向かって下って行くしかなかった。
下ってしばらくすると、小さな沢に出た。
沢?こんな沢、渡ったっけか?
わけもわからず沢を跨ぎ、少し進むが、どうも以前来た時の記憶とは山の感じが違う。と、いうことで、もう一度沢を渡りなおして、今度は高いほうに向かって進んでみた。
高い位置に行ってみても風景が変わったり、滝への遊歩道らしい跡が見えるわけでもなかった。方向的にはこっちだろう、という方向に下って行くと、今度はかなり急な斜面になっている。
だが、なんだか沢というには大きな水音も聞こえるようになっていた。
あれは、滝の音なんじゃないだろうか。
とにかく水の音のほうに下ってみようじゃないか。
転げ落ちるように急斜面を下る。私は完全にお尻をついて滑る状態だ。雪がなければ、こんなマネは絶対にできない。
急斜面を下りきると、大きな沢に出た。
これは、旭滝の落ちる川なんじゃないか?とすれば、旭滝は上流にあるはずだ。
つまり、我々は滝に向かって進んでいるつもりで、滝よりかなり下流の斜面を転げ下りたことになる。
それでもなんとか滝がありそうな方向が分かったので、川の上流に向かって歩いた。
あった。
旭滝の名まえが書いてある杭が雪から顔を出している。
そして、大きな杉に隠れるようにして、大きな滝が落ちていた。
ヘロヘロになりながら、滝前までたどり着き、見上げた。
やっぱり綺麗な滝である。
この落ち方の美しさは、県内でもトップ5に入るんじゃなかろうか。
今回はヒルの怖さがないので、滝前の杉の生えている場所をあっちをウロウロこっちをウロウロして色々な方向から滝を撮影することができた。
真冬ではあったが、暖かな日だったので、滝の飛沫を浴びても平気だった。
充分に滝を堪能して、さて帰りである。
来る時は明らかに間違ったルートで来てしまったので、帰りはマトモなルートで帰ることにした。
下から見るとなんとなく遊歩道はこの雪の下にあるんだな、という跡がわかる。その跡に沿って歩いて行けば通常ルートで寺まで戻れるはずだ。
はずなのだが・・・。
  
雪を踏みしめひたすら登る。
やっぱり途中で遊歩道を見失った。こうなりゃ直登だ。ガンガン登って行くと遊歩道らしい跡に出る。跡を見失ってやみくもに歩くとまたしても跡に出るという繰り返しをしているうちに、来る時に迷った小さな沢に出た。対岸に渡ってしばらく行くと、あら、やだ、我々の来た時の足跡がある。こらこら、ここで沢を渡らないと、遊歩道じゃないんだってば、という場所で反対側に登っていた。これじゃあかなり下流に出てしまうわけである。
ここから先は足跡を辿って戻ることにした。
正直な話、遊歩道の跡はさっぱりわからなくなっていた。
足跡は確実に寺から来ているので、もう迷うことはないし、雪にずぼずぼと埋まりながら進むよりは楽である。それでも、いいかげんヘトヘトになった頃にようやく林道まで出た。寺に戻った時には汗だくになっていた。
  
やっと到着〜。
あとで調べてみたら、かなり下流に転げ下りた行きで40分。登りになる帰りで45分かかっている。これでもしきちんとしたルートにリボンでもしてあれば、もう少し時間は短縮できたのかもしれない。
濡れた靴下などをかえて、自動車で林道を下りて行くと、あのブルトーザーがまだ作業をしていた。笑って会釈すると、ブルの男性も笑って手をあげて答えてくれた。
それにしても、冬の旭滝は、除雪されることは無いので今まで見たことがある人は多分いないはずである。いや、猟師さんは別として。
その1点だけは、なんとなく自慢の滝好きだった。

                     2004年5月の旭滝のレポはこちらから

交通
 
磐越自動車道津川ICを降りて、国道49号線に出る。右折して福島方面に進む。すぐに「津川警察署前」という交差点になるので、ここを右折。あとは、道なりに進めばよい。
途中でかなり不安になるが、高速道路をくぐって少し行くと右手に姥堂川という小川が見える。これに沿って進んで行くとやがて払川という集落になる。
集落内は道が細いので注意が必要。集落を出ると道は砂利道になる。そこからが林道である。林道はしばらく砂利道だったり舗装だったりする。
やや走ると右手に「林道払川線」という地図看板が立っている少し広いスペースになる。これで現在位置を確認できる。ここから遊歩道らしい入り口もあるが、自動車は「西山日光寺」の山門まで行けるので、自動車で進もう。
ここから少し進むとT字に出る。舗装した立派な道だ。ここを左。1分も走らないうちに山門が右側に見える。
滝の入り口は山門からもう少し先に行った所の左手だ。
林道から滝の名前が書いた杭まではずっと下りで20分。ただし、杭のある場所からは滝の全容は見えない。がんばって対岸に行けば滝前までは踏み跡がある。対岸まで行かない場合は踏み跡なんだかわけのわからないシダの間を掻き分けて進んで行くことになる。
もちろん、軍手は必需。足回りもきっちりしたほうがいい。ヒル対策も万全にしたほうが安心だ。

上記は夏場の場合の交通案内である。
冬場は、払川集落までしか除雪されていないと思ったほうがよい。


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