2005年5月22日 布曳滝女滝はこちら
布曳滝(男滝) 上4分の1くらいの場所に小さなつぼが あるらしい。 そこで水が跳ねて飛び出している。 さらに下で岩盤に当たって、 水は散っていく。 滝つぼにとどくあたりでは、 水流はほとんどない。 たきつぼにダンナが立っている。 近寄りすぎると落差があまりわからずに、 それほど長い滝に見えない。 と、いうことで、 離れた位置からの撮影。 矢印の白い点がダンナ。 とにかく細長い滝である。 直下から見上げて。 涼やかでいい滝だ。 が、道が直下までついていないので、 今の季節は、 色々な植物の種まみれになる。 |
2004/9/23 布曳滝(男滝) 朝日村 (落差45メートル?) 新しい滝の本を手に入れた。山と渓谷社の「日本の滝@」である。他県の素晴らしい滝を見るのもいいが、我々としては、やはり気になるのは、新潟の滝である。 新潟県の滝のページを開いていると、むむっ、この滝は情報が全く無かった滝だぞ、というのが載っていた。朝日村の布曳滝である。 この滝は、10万分の1ライトマップルには載っていない。が、5万分の1の地図には載っていた。しかし、滝まで道があるのかないのか、さっぱり分からないので手をつけずにいた滝である。 この日はさわやかな好天だったので、同じ朝日村の百選の滝である鈴ケ滝にも再訪するつもりで県北に向かった。 まず鈴ケ滝に行き、その帰り道に布曳滝を探す。 本には板屋越地区のすぐそばにある滝だと記されていたので、すぐにみつかるものと思っていた。 いつもいつも思うのだが、マイナーな滝はそんなに簡単にはみつからない。 地図を片手に、まずポイントとなるはずの『多岐神社』を探した。多岐神社というくらいだから、そこから滝が見えるんじゃないか、くらいに甘く考えていた。 まずその神社が無かった。 ここなんじゃないか、と思った道は自動車一台がギリギリ通れるくらいの道ですれ違いポイントは全く無い。しまいに未舗装になってしまって、それでもなおかつ神社が姿を見せなかった。 これはマズイ。ということになり、他の道との合流あたりでむりやり向きをかえて、来た道を戻る。 戻りつつ、もう少しで国道に出てしまうぞ、というあたりで、木々の間に赤い屋根を発見した。あれは、神社なんじゃないのか? そちらに向かう道があったので、自動車を進め入れると、こんもりとした鎮守の林の中に立派な神社が建っていた。鳥居の文字を見ると、『多岐神社』。赤い屋根と見えたのは、手水の屋根で、神社の本当の屋根は木々にすっぽり隠れていた。見つからないわけだ。 多岐神社。これは目印にはならない。 さて、神社はあった。では、滝は? 神社の脇の道をずんずん進めばいいらしいのだが、なんと、神社の脇の道は草ぼうぼうで、さっき通った道よりもはるかに道に見えない。 裏手にまわって、山の間に落ちているんじゃないか、と思ったが、山どころか木しか見えなかった。 ちょうど、すぐ近くの家の人が庭に出ていたので、ダンナがたずねに行った。 「滝は神社の脇の道を進むと舗装された道に合流して、それを進んで行くとやや広い場所があり、そこから見ることができる」という答を得た。 え、やっぱりこの脇の道を行くのか?これは、道じゃなくて、自動車の通った跡だろう? それに、どうも方向からして、さっき我々がUターンした道に合流しているに違いないのだが。 だが、もしかして別の道かも、と思ったので、その道なんだか道じゃないんだかわからない所に入りこんで行った。 やっぱり、さっきの道に合流した。 で、またしてもすれ違い不可能の道を住民の言葉を信じてずんずん進むことになった。 最初舗装されているのだが(この細さで舗装されているのが驚きなのだが)やがて未舗装になる。それでもめげずに進んで行くと、終点らしい、なんとなく広い場所に出た。 左手に沢があり、板で作られたような簡単な橋がかけられている。どうしてもそっちに行きたくなる構図なのだが、沢が太いのは、橋のほうではなく、反対側だ。 と、いうことで、我々は反対側、つまり上流に向かって右側のほうに進んだ。 これはビンゴだった。 やや歩くと遠くにつーーーっと細長い滝が見える。 それにしても長い。それにしても細い。 本に落差45メートルとあって、まさかこんな場所に45メートルもある滝は無いだろう、と思いながら進んだのだが、どうやら嘘ではないらしい。落差はあるが、幅も水量も無い。 だが、なんとも言えず優美だ。 滝つぼに行くのは容易だが、途中で踏み跡が無くなっていて、沢に入る必要がある。と言っても沢自体が跨げる程度の沢なので、それほど大変なことでもない。 下から見上げると落差がわからなくなって、ただの細い滝にしか見えなくなるが、途中の段で水がジャンプしているのがわかるようになる。 落ち口から水が跳ねている。 途中の段でも水が跳ねている。 水は滝つぼまできっちりまとまって落ちることができずにほぼ霧状になっている。そのため滝つぼはほとんど無いと言っていい。近くにはなんだかわからない茶色い巨大なキノコがあったりして、あまり人は近寄らないんだなぁという感じがした。 あとで家に帰り、もう一度『日本の滝@』を見たら、この滝は男滝とも呼ばれ、あの板の橋がかかっていた側に進めば落差15メートルの女滝があったのだと書かれていた。 しまった。またリベンジしなくてはならない。15メートルといえば、新潟では立派な滝じゃないか。これは放っておくわけにはいかない。 と、いうことで、布曳滝は宿題も残してくれた。 2005年5月22日、女滝にも行ってきました。レポートはこちら。 |
交通 布曳滝 国道7号線を利用して朝日村に入る。道の駅朝日を通り越して少しすると下の写真のような場所(バス停の名前で言うと、『板屋越三叉路』)に出るので、曲がった赤い矢印のように細い道に入って行く。信号はないので、交差点名前もない。 上の写真の正面の家の裏に杉林が見えるが、そのあたりに、下の写真のような板屋越の集会所か公民館といった感じの建物がある。時計や掲示板があるので、すぐに分かるだろう。この建物の正面の細い道に入る。(自動販売機のある小さな雑貨屋の脇の道である)あとは何があっても直進する。道が分岐している場所がところどころあるが、舗装した道を行けばよい。舗装は途中でなくなるが、心配せずに進もう。やがて、終点らしい、やや広いスペースに出る。ここまで、集会所からとてもゆっくり走って5〜6分くらいである。すれ違いポイントは全く無いので、対向車が来ないことを神に祈ろう。もし来てしまったら、途中の分岐している道を利用できるんじゃないか、と思うが、細いボブスレーコースなみの道をバックしていく必要があるだろう。 この終点のスペースに自動車を止めて、すぐに見える橋を渡らずに道なりに右手に向かって歩いて行く。少し歩けば、正面に細長い布曳滝が見えるはずだ。 滝の直下に行くには途中から踏み跡がなくなるので、沢を登る必要がある。やや滑るので注意が必要だが、スニーカーでも大丈夫だ。 もし、上の写真の入り口が分からずに通り越した場合は、次の信号が『板屋越』という信号なので、ここで左折する。左折してすぐの「止まれ」でまた左折。(この道を直進すれば写真の場所に出る)左側に下の写真の集会所があるはずである。 |
布曳滝(女滝) 正面からだと直瀑に見える。 手前に二股の木が落ちていた。 近づいて撮影。 水は、上は岩盤に沿って、 下の部分は岩盤から離れている。 大きさ比較。 ダンナがいるのがわかるかなぁ。 真ん中よりやや右よりに立っている。 落ち口の水は、 ぴゅっと跳ねている。 滝つぼは浅い。 シダ植物がたくさん生えていた。 滝の中央の脇には、ギボウシの こんもりとした群生もあった。 |
2005/5/22 布曳滝(女滝) 朝日村 (落差15メートル?) この日は宿題を片付けに県北へ向かった。 その宿題のもっとも大きいものは、ライトマップルにも載っている「銚子滝」をみつける、というものだったのだが、もう一つ、布曳滝の女滝を見る、というものもあった。 一度来ている道なので、全く迷わずに布曳滝への道に入り込む。 それにしても、細い道だ。 季節がちょうど山菜のシーズンなので、時々自動車が脇にとめてあるのが驚きである。ギリギリに通りぬけて、どうぞ対向車が来ませんようにと祈りながら走った。 いよいよ終点になって、まだ驚き。 自動車がすでに3台も止まっている。 山菜ゲッターは山とあればどこにでも出現する。 男滝のほうに人影があったので、邪魔するのも悪いと、まず女滝を探すことにした。 沢が違うというので、橋を渡り、男滝の沢と合流する別の沢の上流をめざす。 沢が右にカーブしているので、滝があるのかないのか最初はさっぱりわからない。 カーブしているあたりで踏み跡もなくなってしまったので、歩ける場所を選んで沢沿いを上流に進んだ。 沢はさらに左にカーブする。その先に女滝は落ちていた。 おお、なかなかに見事な滝た。 ストンと落ちる直瀑に見える。 長靴をはいてきたので、滝の直前まで行くことができた。 近寄ってみると、斜めの岩盤を滑り落ちて、下半分がすだれのように落ちている滝なのだとわかる。 倒木がなんだかなまめかしい感じで前をふさいでいた。この倒木も苔むしていたので、かなり年月がたっていると思われる。 好き嫌いで言えば、男滝よりもこちらのほうが滝らしくて好きな人も多いんじゃないかと思わせられる滝だ。 さて、撮影もし終わって、やっぱり男滝にも挨拶しなくちゃね、ということになった。 来た道を戻り、男滝のほうの沢に向かう。 と、山菜を採りに来ているらしいご夫婦が昼食の最中だった。思いっきり犬にほえられてしまった。ごめんね、滝を見に来ただけだからね。 少し進んだだけで、例の細長い滝が目に入って来る。 今回は長靴だったので、簡単に滝前に出ることができた。 やっぱり落差はすごい。女滝を見た後だけに、以前より長く感じた。 ピンクの花が咲いていた。 滝つぼはほとんど無い。 滝の横にピンクの花が咲いているのだが、あまりに高い位置のため、何の花かわからなかった。 さて、ここでも充分に滝を堪能してから戻って行くとまだご夫婦が一服されていた。またしても犬にさんざんほえられた。そんなに怖くないってば、あたし。 これで宿題の一つを終えることができた。あとは銚子滝である。 またしても対向車が来ませんようにと祈りながら布曳滝を後にした。 銚子滝のレポートはここへ。 |
交通 布曳滝(女滝) 上の男滝の項目と同じだが、駐車した後、左側にある白っぽい橋を渡る。そこから10メートルほどは踏み跡もあり楽なのだが、沢が大きく右に曲がるあたりで踏み跡はぷっつり途切れる。その後は沢沿いに上流に進めばよい。それほど歩かずに滝に着く。 駐車スペースからゆっくり歩いて5分ほどである。 |
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