城滝 最も下の段。 岩盤の黒さから言って、 水量としては少ないほうではなかろうか。 もし岩盤の幅全部に水が流れていたら さぞ豪快な滝になったことだろう。 これがほぼ全景。 何段にもなって落ちているのが分かる。 滝の中段部のつぼに金の茶釜があるとか ないとか。 最下段を少し引いて撮影。 一番下にダンナがいる。 保護色で分からない。 すぐ上の写真と見比べると、 中央の赤い木が上の写真では 杉の木の左側にあるもの、 上のほうの空にかかっている赤い木が 上の写真で一番目立つ赤い木だと思う。 最下段に少し寄って撮影。 真ん中にYouさんがいる。 離れた位置から 上の段をクローズアップ。 金の茶釜があるのはここか? 意外な傾斜で落ちている 中段から下段にかけて。 |
2006/11/26 城滝(落差50M?) 津南町 この日の午前、津南町の太田新田から小松原林道を利用して旧中里村の黒滝をYouさんご夫妻に案内してもらった。 実は我々の最初の目的は津南町にある城滝のそばまで行くというものだったので、午後からはYouさんご夫妻を案内することになっていた。 だが、黒滝のあまりの素晴らしさに城滝がショボい滝だったら拍子抜けだよなぁ、などと内心心配していたのだ。 と、いうのも、昨年の7月に行った時には緑の中に埋もれてしまって、どんな滝なのかさっぱり分からなかったのである。(昨年のレポはこちら) 国道117号から細い道に左折してほどなく駐車スペースに到着。 すでに農繁期も終わっているので、1台は路上駐車でも充分だ。 自動車をおりて、ふと山に目をやると、今井の細滝(仮)が目に入った。 うわっ、細い。 こりゃあ水量も期待できないなぁ。 やっぱり城滝もしょぼくなっているんだろうなぁ。 などと考えながら長靴を履く。 やや棚田ふうになった田んぼの道を歩いて行くと、左側に城滝が見えた。 おお。ほぼ全体が見える。 しかも、すごい落差だ。 思っていたよりずっと高い位置からストン、ストン、ストンと滝は落ちていた。 まず目に入る今井の細滝。さらに細くなっている。 遠くに城滝。中央に立っている杉の左の白い筋がそれ。 秋も深まってすっかり落葉した木々の茶色い世界に滝が白く露出している感じである。 想像よりはかなりいい状態の滝にとりあえずほっとした。 ともかく、滝に近づこう。 田んぼ脇の道から一段高い場所にある水路に行きつく。 水路脇を左に進むと滝の沢に出るのだが、これが草ぼうぼうの状態が夏よりひどく歩きづらい。いっそ右手の林の中のほうが踏み跡らしきものがあって歩きやすかった。 水路の脇を歩く。ここはまだ歩きやすい場所。 やがて水路が沢に行き当たった。 おやおや?沢の右岸、滝に向かって左側の斜面の草だの芦だのがなぎ倒されたような感じになっている。どうしたことだろう。だれかが草刈でもしたんだろうか。 おかげで途中までは藪こぎもしないで倒れた草の上を登ることができた。 しかし、途中で草が復活したので沢に出る。そこから先はそれほど登らずに滝の下に行くことができた。ちょっと泥の斜面を滑りつつ登ったが苦労はなかった。 沢に到着。前方に城滝が見える。 なぎ倒された草の上を登る。 だが、こういう落差のある細い段瀑は近づけば近づくほど下のほうしか見えなくなって、見栄えがしなくなるものである。 案の定、城滝も一番下の段だからといってどれほど綺麗なわけでもなかった。 ただ、夏に近づけなかった場所に近づいてみれた、という満足感だけである。 振り返ってみると、さっきのなぎ倒された草の形状がよく見えた。どうもあれは滝に向かって右側から流れ込んでいたらしい枝沢が溢れかえって土砂となって流れて草をなぎ倒したらしいのである。 今その枝沢は涸れてしまって、ゴロゴロした岩しかなかったのだが、あたり一面の草を枯らしてしまうほどの水流が一気に駆け下りたのだ。不謹慎にもその時の滝はどんなにすごかっただろう、などと考えてしまった。 ダンナは滝の直下まで行き撮影。Youさんはもっと上が見える場所はないかと斜面をよじ登っていた。結局それほどよいビューポイントも無いということだった。 近すぎる滝はあまり面白くないので、さっさと退散する。 刈り取りが終わった田んぼはなんとなくのどかな感じである。 滝の水はこの田んぼを潤して実らせているのか。 田んぼ越しに見る城滝がやはり一番綺麗だった。 田んぼに向かって戻って行く。 田んぼ越しの城滝。右端にYouさんが撮影中。 この日は松之山方面を回って帰られるというYouさん夫妻と我々はここで別れ、帰りに手軽にドライブインみたいな場所にある温泉に入って温まった。(温泉のレポはこちら) 二週連続でお付き合いいただいたYouさん、本当にありがとうございました。 黒滝、すごかったです。落差だけは城滝が勝ってたかな〜(笑) |
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交通 津南町の市街から国道117号線を長野方面に向かって走る。 トンネルとスノーシェッドが合わさったような道路を通り抜けると、川とは反対側の山がわ(左側)に路肩を広くしたような休憩スペースがある。まず「反里かりんパーク」、次に「今井オアシスパーク」。看板が出ているので気をつけていればわかる。 その「今井オアシスパーク」を過ぎてちょっと行くと、とても細いが左に曲がる坂道がある。この細い坂道を登る。 やがて田んぼの見える場所に出る。 右手にカーブミラーがあり、自動車一台とめられるようなスペースがあるので、ここで駐車。あとは、ミラーの手前の道を右に入って山に向かって田んぼのあぜ道を進む。 やや登って突き当たると小さな水路になる。これにそって左に向かって歩くと五〜六分で沢に突き当たる。その沢の上流が城滝である。詳しくは新潟の滝96の本文にて。 が、木の葉のない時期ならカーブミラーから少し田んぼのほうに歩いただけで、遠望できる。遠望のほうがずっと立派な滝に見える。 |
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