番外
2008/8/23 大石山2008年8月 標高1597m 胎内市 この山だけは、再び登るとは思っていなかった。 2006年の8月、まだ山登りを始めて間もない頃、マツムシソウが見たいというだけの理由で登ってしまい、帰りのバスに間に合わそうと苦手な下りを半分泣きながら早足で下った、苦い記憶のある山である。(2006年のレポはこちら) それが、いったい何故また登ることになってしまったのか。理由はさっぱりわからない。なぜか8月最後の山は大石山だね、ということになってしまったのだ。 ちょうどマツムシソウの季節ということもある。だけど、マツムシソウならもうちょっと別の場所でも咲いていそうなものだが。 強いて言えば、2006年には登山の装備が全くなく、ストックさえ持っていなかったし、ジーンズに普通のTシャツくらいだった。2年後の今年は、とりあえずストックは持っているし、登山用の衣服もある程度そろえたし。あの頃からどれほど自分たちがレベルアップしているのか、知ってみたくもなったのだ。いや、後付の理由ではあるけれど。 行程は2006年のレポに詳しいので、今回はザッと流して花中心のレポにしたい。
最初から頼母木小屋方面に行こうと決めていれば、たぶん頼母木小屋までは行けて、その周辺にあるというトリカブトの群生は見られたのかもしれない。 でも、まあ、大石山から鉾立峰まではちょっと歩くだけでお花が咲いている場所があるんだとわかっただけでも収穫だ。 ちなみに、このお花のいい季節の土曜日だっていうのに、足の松登山口から登った人たちは、上のレポで登場した「同じバスの単独男性」「バスに乗れなかった単独女性」「滝見場で休んでいた単独女性」「よくしゃべる単独青年」「男女3人組とその仲間の男性」「漫才トリオ男性3人」と、レポでは登場しなかったが鉾立峰から大石山まで帰るのにすれ違った「クマ鈴の単独男性」「初老のご夫妻」と我々の16名だけだった様子だ。なんとも贅沢な話である。 さらに付け加えるなら、単独女性のものすごさ。 一人は駆け抜けるようにえぶり差岳を往復して行ったし、もう一人はさらに頼母小屋まで行って、どちらも私たちより先に到着している。間違いない、羽が生えているに違いない。 ちなみに、2006年の時は、登りは水汲みに大幅に時間をロスして5時間かかり、下りはバスに間に合わすために猛スピードで下って3時間半かかった。今回は、登り4時間、下り3時間半、ちょっぴりレベルアップしたかな〜。 大石山 胎内登山口 最寄ICは、日本海東北自動車道中条IC。ICを出て左折し、国道7号線に出る。7号線でも左折。胎内川を渡り、(右側に黄色い瓦屋根の目立つレストランがある)下館という交差点で右折。胎内方面を目指す。あとは、随所に案内看板があるので、奥胎内を目指して進もう。胎内スキー場から先は道がどんどんと狭くなり、ダムサイドになると曲がりくねるので運転に注意。時々猿も出没する。 胎内スキー場あたりの賑やかな場所からは意外に距離がある。 自家用車で行けるのは、奥胎内ヒュッテまで。奥胎内ヒュッテからはマイクロバスで登山口まで行く。運行する日などは季節によって違うので奥胎内ヒュッテのホームページで確認すること。奥胎内ヒュッテから登山口までは今年は一人250円。 バスを利用しないで登山口まで徒歩で行く場合はがんばって歩いて40分ほどかかる。また、土曜日を含む平日は胎内川のダム工事があるために、午前8時から午後5時までは大型ダンプがひっきりなしに通る道である。 |
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