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番外

 の山

2010/5/22  青田南葉山(あおたなんばさん) 標高949.3m 
昨年、シラネアオイが見たくて登って、あまりの花の多さに感動した青田南葉山に今年は群馬のだんべえさん、makoさんを誘って登ることにした。
今年は山間部の雪が多く、花の開花も遅れているらしい。数日前に登山口にある南葉高原キャンプ場にシラネアオイは咲いているかと問い合わせたら週末には咲くのではないか、という回答だった。少し早いかもしれないが、お天気もよさそうだし、予定通りに登ってみるか、ということになった。
今年は実は青田南葉山に登るのにもう一つ目的があった。新潟富山の県境付近にしか分布していないクロヒメカンアオイ、というのが青田南葉山にあるというのだ。そんな珍しいものがあるというのならぜひとも見てみたい。私の中で今回の第一目的になってしまった。
          (写真数が多いので、サイズを小さくしています。花の写真は、ダンナのHPのアルバムでごらん頂けます。)
南葉高原キャンプ場に9時30分に集合。少し前に到着したが、すでにだんべえさんたちは到着していた。
空はあいにくの曇天。晴れの予報だったのに。
仕度をして9時40分頃出発。
キャンプ場内の敷地に植えられたシラネアオイがもう終わりかけのカタクリとともに咲いていた。
ここのシラネアオイが咲いていれば、山のシラネアオイも咲いているだろう。
しかし、カタクリがこんなに咲いているなんて。昨年は無かったんだけど。
前方にこれから上る青田南葉山が見える。
昨年より雪が多く見えるが、ここからだと谷間に残雪がある程度にしか見えない。
9時50分 木落とし坂二合目。 キャンプ場の敷地を出て、登山道に入る。
いきなりイワカガミの群落に出迎えられる。
立ち止まったりしゃがみこんだりでなかなか前に進まない。
カタクリも多い。
昨年はすでにカタクリは終わっていたのか、これほどカタクリが多い山であるという印象は無かった。
10時20分 四合目。
10時28分 五合目。
このあたりは結構な急坂なので気温も上がってきて汗が吹き出る。
それでも、花を見つけると立ち止まるので、登るのにそれほど大変な思いはしない。
カンアオイの葉っぱをみつけるたびにその近くの落ち葉をどけて花をさぐる。と、いうのも、クロヒメカンアオイは葉っぱよりも花のほうが特徴的だからだ。
比較的茶色の薄い花で、真ん中の穴が小さい。
わりと早い段階で見つけることができて大喜び。
10時35分 六合目水場。交代で喉を潤す。冷たい美味しい水だ。
ここに来るまでに登山道の奥の方にチラホラとシラネアオイが見られた。
10時58分 七合目見晴台。
私はカンアオイの花をほじくっていてかなり遅れて到着。
今日も晴れているわりに視界はもやがかかっていて、見晴らしはあまりよくない。
見晴台から登山道に戻って少し歩くとイワナシが咲いていた。
が、間もなく登山道が雪に埋もれてしまった。
最初のうちは木に赤い○印がつけてあるのを見つけてそちらに向かって進む。
11時15分 八合目。昨年はこのあたりには雪は無かった。
標識が倒れて、反対をむいてしまっている。
赤い○を頼りに歩くが、数分で見失ってしまった。
今までの登山者の足跡を追っていたつもりがそれも見失う。
雪は硬くしまっていたし、赤い○印は右写真のように雪の下になっている場合もあるのだ。
木の上のほうにマークがしてあって、冬季の目印になるようだが、新緑が茂り始めたこの季節ではそのマークも消えている。
雪原に放りだされて、4人でウロウロするハメになった。
そういえば昨年も8合目から9合目までウロウロした。その昨年以上に雪が多く、おまけにどちらが山頂か高い場所さえも特定できない。
結局戻りつつ探して20分以上雪の上をさ迷った。
赤い○をみつけたとたん、あちこちの木に○印を見ることができるようになった。おまけに下山者にも会った。
迷うときって、こんなもんかもしれない。
大勢の目で印を探せてよかった。
2人だけだったら、もっと時間がかかっていたかもしれない。
しかし、昨年は山頂手前で雪がなくなったが、今年はずっと雪が途切れることなく続いていた。
迷った分、慎重に印や足跡を辿り、しまいに真っ白な小山みたいになった山頂に登るだけになった。
ちょうどガイド付きの15人ほどのパーティーが明神沢コースに向かって下って行くのが見えた。
12時04分 山頂到着。
山頂はこんなに広かったっけ?っていうくらいの雪原になっていた。
ちょうど山頂の祠の付近だけ雪が出ている。
案外ここだけだれかが掘って祠を出したのかもしれない。
山頂は眺望があまりない、と書かれていたが、妙高山火打山の方向と海の方向は雪でブナがたわめられたおかげかスカッと見えた。
これでもやがかかっていなかったら最高だったのに。
昼食をとっていると、2組ほど登って来られた。
そのうちの一人に記念写真のシャッターを押していただく。
12時55分 下山開始。
大勢のパーティーが下ったあとなので、その足跡を辿ればよい。
えーと、雪原を見ると、我々が来た方向とは違う方向に足跡が向かっている。よし、これだ、と辿ると、ものすごい急降下だ。
雪の上の足跡を頼りに下っていくと、ふっつりと雪が消えた。
同時に足跡も無くなって、しかも、道さえも無くなった。
えええーーー。
とんでもない斜面のブナ林にまたしても放り出される。
下りでも迷っちゃったよぉ。
右に行ったり下に行ったり、やがて、makoさんが少し上の方まで戻って方向を変えて探してくれてようやく登山道を発見。
ここでは10分ほどのロス。
登山道に復帰してからも雪が出現。
振り返ってみると、登山道までずっと雪の道が続いている。
うまくすれば雪の上を下り続ければ登山道に出られたかもしれないが、それは危険きわまりない。
どこでスノーブリッジになっているかわからない。
登りの時は白い雪と山頂を目標にできるかもしれないが、下りの時は足跡のないコースは絶対に行かないほうがよい。
残雪が多いものだから、雪解け水も多い。
登山道が出ている部分は沢のようになってしまっている。
どろどろのびしゃびしゃだ。
一たび滑ったら、泥だらけになる。
13時27分 ここから鏡池がみえます。の場所。
相変わらずどこに鏡池があるのかわからない。
13時40分 桑取分岐。
やたらいっぱい小さなシャクトリムシが空中にぶら下がっている。
全員体に何匹がくっつけているらしい。
その後も雪の上でコースを見失いがちになりながら、あっちに赤丸がある、と探しながらの下山になった。
コースは、意外にあちこちにカーブしているのだが、雪があるとまっすぐに行ってしまいがちなのである。
ここでも、4人いてよかったと思った。人数が多いとマークを見落とす可能性が減る。
14時25分 明神沢。
げっ、これがあの明神沢か!? 仰天するくらいに激しい水の流れになっているし、雪が大半を覆っている。
どうやって向こう側に見えている道にとりつくんだ?
結局右写真のように川を渡って上欄左写真のように雪渓によじ登って登山道にとりついた。雪がまだ頑丈でよかった。
すぐ下流では明神沢の上を雪が覆っている。
もう少し季節が早かったら、雪渓がもう少し張り出していてかなり怖い状態だったかもしれない。
さらに進むと、小規模だが土砂崩れしたての場所もあった。
春先はこんなことがあるから怖い。
もういいかげん雪は出てこないだろう、と思っていたが、最後のほうまで雪だらけ。
14時43分 水場。ここのプレートも雪に埋もれそうだ。
キャンプ場がほど近い後谷峠もすっかり雪だった。
しかし、その分春が遅くて、道の両脇にカタクリが咲いているシーンに出会うことができた。
明神沢コースの終盤に見られるサンカヨウの群生はまだ咲き始めだったが、それでも可愛い姿を見ることができてよかった。
15時25分 駐車スペース到着。
ご苦労様でした。

昨年も迷っておきながら、今年もまたしても登りも下りも迷ってしまった。残雪時の山は本当に注意が必要である。
せめて、もうちょっと目立つ目印があればありがたいんだけど。それは贅沢ってもんでしょうか。
遠路群馬から来ていただいた、だんべえさんとmakoさんにはいらぬ運動といらぬ心配をかけてしまいました。本当に申し訳ありませんでした。
それにつけても、今年は本当に雪が多かった。昨年、明神沢コースを下山した時には、ほとんど雪は残っていなかったのに。だから下山時は迷わないって思っていたのになぁ。登りも下りもだんべえさんmakoさんのおかげで登山道に復帰することができました。ありがとうございます。
これを読まれたみなさんも、くれぐれも残雪期の山を甘くみないように。
早春と初夏の入り混じった花を見ることができる青田南葉山だが、くれぐれもコースを外れることには気をつけてください。


青田南葉山 
  最寄ICは、上信越自動車道上越高田IC。インターを出て信号ですぐに右折。すると、南葉高原キャンプ場の道案内が右折せよ、と出ているので、その通りに進めばよい。その後は、ちょっと細くて寂しい道であるが、キャンプ場の案内はきちんとしているので迷うことはない。
ちなみに、我々は最初の右折せよ、ではなくて、次の県道362号から入って行った。ここにも南葉高原キャンプ場の案内はある。青田花清水を汲むなら、こちらから。
登山は、今の残雪の季節でも重装備がなくても大丈夫である。
ただし雪があるとルートを見失いがちである。十分注意してほしい。
登りも下りもものすごくゆっくり歩いて2時間程度。花にひっかからずに登山目的なら、もう少し時間は短くてすむかもしれない。

2009年5月16日の青田南葉山はこちら


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