![]() 視後平滝 この滝は冬枯れした時しか見ることが かなわない滝だ。 いや、ヒルが平気なら別だけど。 それでも、意外と苔の緑が濃い。 ![]() 落差30メートルの豪瀑。 ![]() 大きさ比較。 私はほぼ滝つぼまで近づいている。 ![]() これも大きさ比較。 手前にダンナがいる。 下流から見たほうが大きさが分かる。 ![]() 下流からみた落ち口。 きゅっと狭まっているんだね。 ![]() 滝つぼ。 意外と浅い。 水量も意外とないのだとわかる。 ![]() そばまで近づいて見上げた落ち口。 ![]() 裏に入れないかしらんと近寄ってみた。 人間が入れる高さではない。 ![]() そこから滝つぼを見る。 ストンと落ちている滝のようで、 岩盤を滑り落ちている滝だとわかる。 ![]() 視後平夫婦滝(仮) 落差はないけど、綺麗な滝だ。 二条になっているので、 なんとなく秘境感がある。 ![]() 撮影位置が限られていて、 大きさ比較ができないので、 滝前に降下中に撮ったものを。 ![]() 滝つぼ。 ![]() 今回気がついた。 岩盤は見事な板状節理だ。 ![]() いのはな橋の滝(仮) 仮名つけてみました。 いのはな橋のそばにある滝なので。 ![]() 大きさ比較。 意外と大きな滝なのだ。 落差は10メートル近くあると思う。 ![]() 流れはコンクリートの用水に乗って、 早出川に落ちる。 |
2019/12/15 視後平滝(しごへいたき) 30M 視後平夫婦滝(仮) 10M? 五泉市 2019年の12月はいつまでも気温が下がらず、雪も降らない。 山間部であっても積雪しないまま12月も半ばに突入した。 スキー場関係者は困った事態ではあるが、新潟の滝好きには好機である。雪のない冬の山は、樹木の葉っぱが少なく、ヒルもいない。条件の悪い滝を見るには、最適なのだ。 と、いうことで、行ってきました、視後平の滝。この滝もヒルのせいで春から秋にかけては来ることができない滝なのだ。 なんと12年ぶりの訪問だ。干支が一周している。 おぼろげな記憶で自動車を走らせて、早出川沿いを進む。早出川ダム方向に進んで、林道に入らなくてはならないが、危うく見落とすところだった。 以前はこの入り口にイラスト地図だけでなく、視後平の滝という案内板があったはずなのだが、無かったのだ。ここで大丈夫だったっけ、と思いながら進んで行く。 さらに、ここだっという場所に自動車を止めるが、見覚えのある手書きくさい木製の視後平の滝、という看板もなかった。 しかし、村松町が設置した説明看板は健在で、この場所で間違いないことは分かった。 滝への道も踏み跡程度だが杉林の中に伸びていたので忘れ去られてしまったわけではないのだと安心する。 ![]() 看板の横の杉林に入り口がある。駐車は看板の手前にできる。 支度をして杉林に突入。踏み跡に従って下って行くと、比較的新しい感じの滝への方向を示す看板があった。 看板に従って左側に進む。 ![]() ![]() すると今度は急降下で沢に下りて行くのだが、ここにもロープが設置されていたり、いかにも手作りのホームセンターで買った木材で作った階段が設置されたりしていた。思った以上に整備されていて、ちょっとびっくりした。 ![]() ![]() 沢に出ると対岸に渡渉しなくてはならない。あんなに整備してくれたんだから、橋、作ってくれよ、とは思ったが、そこまで甘えられないし。 けっこう沢の水が多くて、流れも早く、渡渉ポイントに迷いに迷い、私は対岸に手がかりになる木のつるを発見して、それを頼りに渡渉した。 結構怖かったです。 ![]() ![]() 渡渉後は川に沿って下流方向にちょっと歩く。 突き当りにまたちゃんと案内があって、右折せよ、という。 右に曲がると、もう先には視後平滝が見えている。 ![]() ![]() 視後平滝の下流にあたる沢を左に見ながらちょっとだけ歩くと、どう考えても渡渉しなくては滝には近づけないとわかる。 で、川の中の岩を頼りに渡渉。ここも渡渉ポイントをうまく見つけないと、渡渉した後に困ったりする。 ![]() ![]() ![]() ![]() 渡渉した先は大岩ごろごろの場所で、それでもロープが設置してあったりするので心配しないで滝に近づける。 岩をよじのぼって滝に近づいたり、右に行ったり左に行ったり、さんざん滝を堪能できる。 滝の後ろに空間があるので、裏から見られるかしらんと思ったが、ちょっと人間が入れる高さじゃなかった。 さて、視後平滝はこれだけじゃない。 この滝とは別沢、来るときに渡渉した沢の上流に二条の滝が落ちているのを2007年にみつけていた。そこに行こうと探ってみる。 が、渡渉位置から上流を見ても遡行できそうもないし、水量も多い。 上から見てみようと斜面を登り、最初に出てきた案内看板のあたりから沢を覗いた。 ![]() ![]() たぶん、あの木のあたりだよな、と見てとれた。 沢までは藪である。もし誤って足を滑らせたら、運が悪ければ沢に落ちる。 だが、上の写真でもわかるように、案内板の横から沢に向かって杉の木の倒木があった。おお、こいつの枝がいいハシゴになるじゃないか。 ![]() ということで、沢まで下った。正確には沢の水面までは下っていない。上記案内板から見えている木がちょっと高いテラスのような位置に立っていて、そこから滝を見ることができるのだ。 ただ、狭い。滝を見る角度は一つしかない。 それでも、見事な二条の夫婦滝を今回も見ることができた。 戻るのもやっぱり杉の逃亡を利用して戻る。最初はちょっと邪魔な倒木と思ったけど、君のおかげで楽に滝を見ることができたよ。 さあ、無事に2つの滝を見終えて、帰り際に来るときに目についた県道17号沿いの滝をおまけとして撮影。2002年に来た時にも撮影している。 用水に落ちる滝だが、もうちょっと回りを刈り込んだら、綺麗に見えるんじゃないかなぁ。 道の反対がわは早出川で、これがまた綺麗な水なんだ。 水際のドライブの休憩スペースにしたらいいのにな、なんて思った。 ![]() 早出川の風景。綺麗な水だ。 |
交通 とりあえず国道290号線に乗り、村松公園をめざすとよい。村松公園の前の道路が県道17号線。これを利用して早出川をさかのぼる。標識としては、早出川ダムを目指して行くことになる。途中早出川ダムへ行く道が直進、17号線は左に大きくカーブしている場所にでるが、もちろんダムの方向へ。その分岐点を起点に1キロも走らないところに右に登る道がある。(哺土原林道) 以前は視後平の滝の案内があったが、今回は見当たらなかった。 下写真の左側の道が県道。右側が林道。林道へ右折で入って行く。 ![]() 細くて曲がりくねった道だがそのまま登って行くと道沿いの左に村松町が立てた説明看板が見える。山を大切に、といったたぐいの看板だと思って見落とさないように。それが視後平滝の入り口である。駐車スペースといっても路肩が少し広くなった程度で2台とまればやっとくらいの場所である。 以前は視後平の滝と書かれた木製の看板があったのだが、今回は説明看板だけしかなかった。 看板からは、本文の通り沢を目指して下り、沢沿いに左に曲がり、突き当たったら沢を渡り、さらに左。また沢に突き当たったら右上を見ると滝が見える。 視後平夫婦滝(仮)は、沢をかなり下に見下ろす場所にある案内板からそのまま垂直に下に下ったあたりにあるが、足場が悪いし、きちんとした踏み跡も無いので、充分に注意しながら下りること。 どうやらグロテスクなヒルがいるらしいので、ヒル対策も必要である。 ![]() これが哺土原林道の入り口にある看板である。 中央あたりの赤い「現在地」から上に向かってぐねぐね伸びているのが哺土原林道。林道に入って、かなりゆっくり走って10分もしないで左手に視後平滝の看板がある。 *看板などには視後平の滝と、「の」の字が入っていたが、このHPでは国土地理院の地図にある名前を使用した。 |
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