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 101-2




白崩滝
写真が前後するが、
こちらは、12/19に見た全体像。
上から下まで見通せる箇所は、
たぶんこの場所しか無いと思われる。





こちらは、12/11に見た白崩滝。
林道から見た図。



最も近づいてみた白崩滝。
雑木が前を邪魔しているが、
岩盤が斜めの地層になっているのが分かる。



上の写真はこんな感じの場所で撮影。
この笹の下は崖で、沢が流れている。




で、上の写真から右手、
つまり沢の上流方向に進むと
ちょっと斜面が緩くなるので、
そこから沢に下りてみたら、
こんな滝があった。
あとで調べたらどうもヤジマナ沢という
沢らしいので、ヤジマナ滝(仮)。



大きさ比較。
この滝つぼのすぐ下流も滝。
もし下から見ることができたら、
おそらく4段の滝で、その上から二段目の
滝つぼに我々はいることになる。



大きさ比較の2。
滝の脇をよじ登るダンナの図。






ここからは12/19の白崩滝。
このくらいの遠望の地点から見た。



見られる場所がほぼピンポイントなので、
上の写真と変わりない画像だが、
木の位置がちがうでしょ〜。



こうやって見ると、白崩滝は、
筒状の岩盤の中に落ちているように見える。
本当に一つの角度しか見通せない滝だ。



中ほど、やや上で岩盤に当たっている。
てっきり見事な直瀑だと思っていた。



わかるかな〜。
滝つぼなんですが。
2010/12/19  白崩滝(しらくずれ滝) 魚沼市

白崩滝には2005年に最初に訪れている。
その時もうっすらと雪が積もっていた。
遠望できる場所からは白崩滝の上の部分しか見えず、道からそれて藪の中に突入すれば全容が見られることができるかもしれないと思えたが、その時は断念した。(レポは、新潟の滝101
いつか行ってやろうと思いつつ、夏に一度訪れ、夏ではさらに藪が濃くなって無理と判断、いずれ雪がうっすらと積もった頃にチャレンジしよう、と思っていた。
そんなこんなで月日はすぎて、今年、12月に入ってもたいした積雪が無かった。雪深い魚沼の地も、12月とは思えないほど雪が降っていない。これは白崩滝に行くしかないでしょう。
行った日にちが12月19日となっているが、実は白崩滝にはこの一週間前にも行っている。目的を達することができなかったので、11日に行ったのは下見、ということにしてしまった。翌週に大いなる助っ人を要請してリベンジしたというワケである。
と、いうことで、まず下見のレポからどうぞ。題してミッション「ホワイト・クラッシュ」である。

12月11日(土)
冬の初めのこの時期、新潟はしぐれる時が多くて、めったに晴れることはない。曇りでもありがたい状況になる。と、いうのに、天気予報は午前中は晴れて、午後からは雨になるとのこと。では、午前中が勝負か。
だというのに、のんびりと起きて、のんびりと出発。午前11時頃に白崩沢橋に到着。長靴に履き替えて出発した。
入り口は使われていない林道である。
あれ、ほとんど廃道だったはずの林道にきちんと砂利が敷かれている。時々砂利の流出止めのラバー材なども使われている。途中から道が階段状になり、川みたいに水が流れて絶対に自動車は走れない状況だったはずだ。ところが、細いもののきっちりと砂利が敷かれて、オフロードでも大丈夫な仕様の自動車なら登山道と交差するあたりまで行けるかもしれない状態になっていた。もっとも、自動車は入れないように橋の所の入り口でロープが渡されているはずだ。(この日はロープは落ちていたけどね)
思っていたよりもずっと楽に白崩滝の見えるポイントまで行くことができた。
  
最初は雪はあまりない。

    
   やがて、林道が雪で白くなる。  滝が見える場所から藪に突入。
歩きだした時には雪は無かったが、登るにつれてうっすらと雪が見え始めた。だが、林道をはずれて、藪に突入するあたりでも、足首ほども積もっていない。うまく下生の草やススキを倒してくれて、歩きやすくなっている。
滝が一番よく見える場所からまっすぐ滝に向かって進む作戦だが、とにかく地形がよく分からないので慎重に進んだ。
しばらく行くと、小さな沢に行き当たり、これを渡る。下ったり登ったりしつつ、確実に滝に近づいているはずだが、滝の姿が見えなくなった。
よくよく探してみると、思ったよりずっと右のほうに滝の頭が見えた。
まっすぐ滝に近づいているつもりで、かなり下流のほうに進んでいたようだ。
方向を修正して、滝の前の丘のような起伏に登ってみると、けっこう目の前に滝が見えた。
しかし、やっぱり林道から見た滝の姿と同じで、下がわが滝の前にある斜面で隠されていてよく分からない。
だが、ふと下を見ると、滝の下がわを隠している斜面と我々の間にはけっこうな水量の沢が流れていた。あの斜面をよじ登って滝のすがたを見るには、その沢を渡る必要がある。さもなくば、沢と白崩滝の落ちる白崩沢との出合いよりも下流に戻って白崩沢を遡行する手もあるだろうが、この場所に至るまでに白崩沢に出られるようなポイントは無かった。ほぼ崖である。
となると、目の前の沢を渡るしか無いでしょう。
ということで、できるだけ緩い斜面を選んで、沢に向かって下って行った。
げ。ただの沢と思っていたが、滝じゃん。
斜面を下った先は、5メートルほどの落差のある滝の滝つぼで、白崩沢との出合いよりは上流だ。しかも、対岸の斜面は思ったよりも急角度で、とても登れるものではない。
では、この沢をこのまま下ったら白崩沢まで出ることができるか。
答えはNoだった。
我々が下った先は滝と滝の中間点だったのだ。
つまり、白崩沢に出るまでにもう一つ滝がある。滝つぼに向かってダイブする勇気が無い限り、白崩沢に出ることはできない。
  
赤い矢印の岩盤の向こうに白崩滝がある。

  上の写真のダンナの位置から足元を見た図。少なくとも2段になって、白崩沢に合流しているヤジマナ沢。
真冬だし、滝をめぐるに当たっても、水に濡れるつもりが毛頭無い我々はあとほんの数メートルほど先に滝があるとわかっていながら撤退しなくてはならなかった。
さて、戻る必要があるわけだが、来た道をトレースして戻ってもよかったのだが、林道を少し登った方向に浅草岳の登山道があるのは分かっていた。方向的にはそちらの方向に進んでいるはずなので、目の前にある小滝の脇を登って、斜面を少し行けば登山道に行き着くはずである。藪の中よりは登山道のほうが歩きやすいだろう。
と、来た方角ではないほうに登り始めた。
これがまあ、思ったよりも遠い位置にあって、15分も斜面と格闘。木々が無く開けたあたりが林道かと思うとまったく普通の斜面だったりして、ちょっと遭難を連想させられたが、運よく雪の無い登山道の横木を渡された場所に出た。そこからは登山道を歩けばいいので、5分ほどで藪に突入した場所に戻ることができた。
林道を県道に向かって戻りながら、どこか白崩沢に下りられる場所はないだろうか、と探してみたが、杉の間から見える対岸の状況からして、どうもずっと崖っぽい感じで、これは白崩橋あたりから沢中心にアプローチするしかないかも、と出直して計画を練るしかないと判断した。


と、いうことで、翌週の日曜日。12月19日。
この日は天気予報で二転三転して、朝からものすごくいいお天気になった。
以前から滝納めでどこかの県内の滝に行こうと約束していたYouさんに直前になってお天気がいいので、白崩滝に行こうとお誘いのメールを出し、快諾をいただいた。
我が家からは自動車で栃尾市を経て魚沼市に入るのだが、先週には全く雪が無かった栃尾市でうっすら積雪があった。これくらいなら長靴でもオッケーな範囲である。
道の駅いりひろせあたりでも積雪はそれほど多くなく、これはベストな状態で白崩滝にチャレンジできるだろうと思われた。
ところが、である。
大白川駅から国道252号を離れ、破間川ダムを過ぎたあたりで、あれれ、という状況になった。
積雪がすごい。
あたり一面真っ白である。
待ち合わせの場所にした閉館中の洞窟温泉に到着してYouさんと合流した時には、どーするこれ、といった状態だった。
  
呆然と雪を見るYouさん。
除雪はここまでである。
この先は除雪されていずに、うっすらと轍の跡らしいものが見えるがほぼ雪原状態。
あらまあ、ウサギが走って行く。あらまあ、あれはテンかしら。と、完全に人間を遮断した自然に戻っていた。
  
テンを警戒中の白ウサギ。
しかし、まあ、ここまで来たんだから、林道の入り口の白崩沢橋まで行ってみましょうか、轍の跡もあるくらいだし。と、仕度をしてともかく歩き出した。
轍、嘘でした。
どうも、雪は昨晩いっきに降り積もったらしく、轍は昨晩の雪の前にうっすら残っていたものらしい。新雪が長靴を埋めるくらいに積もっているのである。
とにかく、橋まで。
新雪なので軽いのがせめてもの救いで、足で雪を掻き分ける感じで進まなければならない。
    
  
洞窟温泉を出発。どんどん深くなる雪。
橋まで来てみても状況はさほど変わらなかった。
とにかく、沢まで下ってみよう、と、旧道の古い橋のたもとから沢に下ってみた。
思ったよりも水の量が多い。
しかも、岩が凍っていたりして、滑りやすい。
これは確実に転ぶ。バランス感覚の劣る私は絶対に転ぶ。間違いなく転ぶ。
速攻で、私だけラッセルして林道から行くと告げた。
すると、ダンナとYouさんも沢から行くのを断念。林道に戻って、少しだけ登ってみた。
う、雪が膝丈になっている。
林道を登ると、さらに積雪が増しているだろうと考えられた。
これは、無理だろう。
Youさんがやめたほうがいいだろうと言った。
なにせ、カンジキもスノーシューも持っていない。長靴だけなのだ、我々は。
雪のなか、ではこのあとどうしようかと協議した。
とにかく、ものすごくよいお天気なのだ。12月のこの好天は滝を見られませんでしたとすごすごと戻るにはもったいなさすぎる。
保険と思っていためおと滝も、積雪状況はここと変わりないだろうから、まず行けない。近くの布引滝もスキー場の奥なので、雪の量はここ以上だろう。
つぶす場所が無い。
結局、林道を膝丈の雪をがんばってラッセルして行けば、とりあえず遠望だけでも見ることができる白崩滝がこの場では一番見ることが可能な滝だろうという結論になってしまった。
と、いうことでラッセルだ。
  
積雪は膝上。
林道ではほぼ全行程をダンナが先頭で雪をかきわけてくれた。
私は後ろでゆっくりね、休み休みね、と声をかけていたくらいである。
後方ではYouさんがGPSを使用して、どこから沢に入って行くのがいいのか検討してくれている。
30分以上雪と格闘して林道を登って行き、ここらあたりがいいかもしれない、という場所から沢に向かって突入した。滝が遠望できる場所からはかなり下流である。もちろん、杉林の中で、沢の姿すら見えない場所だ。
ちょうどピンクのリボンが木に結んであったので、なにかしらのポイントではあったようだ。
ここから先は藪の達人(?)Youさんが先頭になってくれる。
林の中は木々でさえぎられるせいか、意外にも雪はそれほど多くはなかった。それでも長靴は埋まる。まあ、雪があるので転んでも痛くもないし、汚れもしない。
ところが新雪なのでお尻で下まで滑るつもりになってもただ沈むだけでちっとも進まない。下りは滑り下りられると思っていた私にはちょっと誤算だった。
意外にも起伏の多い斜面をYouさんのGPSを頼りに進む。
登って下って、斜面を横切って、幾つ目かの登りのあと、あっ見えた、とYouさんが言った。
見えた〜?だが、私の目の前には白い斜面しか無い。行きます、行きますともさ。
木の枝をつかみ、雪に滑りながらよじ登って、おおおおおお、見えた。
雪をのせた木々の間に白崩滝が見えた。
林道から見える滝は、1本の直瀑に見えたのだが、ここから見る滝は意外にも斜めに落ちていて、途中で一度岩盤に当たっている。
しかも、雪の具合からして、横にもう一本滝が出現することがありそうなのだ。
11日に我々を阻んだ滝前の斜面はこの位置からだと邪魔にならない。
だが、もうちょっと下流に移動したとしたら、反対の斜面が滝を隠す。もうちょっと上流に移動したらもう少し手前の斜面が滝を隠す。
なんとも絶妙な位置に飛び出したのだった。
先週我々が滝が見える場所から闇雲に下った場所よりはかなり下流である。つまり、滝からはちょっと遠くなっている。
それでも、上から下まで滝を見通せる場所は唯一ここだけだろう。
木々とその上に乗っている雪が邪魔だったが、見通せるポイントを探して撮影。
惜しむらくは、滝つぼがはっきりと分からないこと。
どう見ても滝つぼまで見えているはずなのだが、手前の木々に雪が乗っていて、そこに太陽の光が当たっているものだから、影になっている滝つぼの部分がよく見えないのだ。
しかし、それは仕方のないこと。これ以上の収穫は望めないだろう。
ひとしきり撮影して、撤退だ。
今回も来た道を戻るよりも、登ったほうが林道に早く出られるだろうと判断。今回はGPSがあるので、間違った判断ではない。
でも、斜面が急だったこと。
枝をつかんで体を持ち上げないと上に上がることができないくらいの斜面をよじ登り、10分ほどで林道に復帰。もう少し林道を登ると白崩滝が遠望できるポイントに行けるような場所だったので、少しだけ進んでみたが、雪が多いので断念。
上を覆う木々が無い分、膝上まで積もった雪をかきわけながら林道を下る。
思ったよりも突入点よりも上に出ていた。そりゃそーだ、がんばって登ったもの。
自分達の踏み跡を発見した時にはホッとした。ダンナもあとは踏み跡をたどればいいので、ラッセルよりも楽になっただろう。
林道を下っていると、遠くにみごとな守門岳が見えた。
我々がいつも見ている守門とは別方向からの姿なので、ちょっと見慣れない感じだけど。
  
真っ白い守門岳。

  
その守門に見守られて、下山する。

    
  
やっと白崩沢橋が見えた〜。やっと、洞窟温泉が見えた〜。
20分ほどかけて林道を下り、県道に復帰。
おや、我々がつけた跡の上にだれか別の跡をつけているぞ。どうもクロスカントリーの人らしいぞ。この雪を楽しもうという人がいるんだなぁ。
おかげで、さらに楽になった道を5分ほど歩いて、洞窟温泉の建物に到着。いやはや、ご苦労さまでした。
建物の軒下をお借りして昼食の後、解散。この温泉が開いていたら入ったかもなぁ。寒かったのに汗になったもの。
ともあれ、雪の楽しみ方は人それぞれ。滝好きはこんなバカなことをやって、雪を堪能したのだった。いや、滝を堪能したのだった。
これにて、ミッション「ホワイト・クラッシュ」は終了である。
もしこれを読んで白崩滝の全容を見たいと思われた方があっても、真似はしないほうがいいと思う。
なにせ、今回ピンポイントで滝を見通せる場所に出られたのは、たぶん偶然で、次に人に説明してくれと言われても行った本人でさえ無理である。
また、白崩沢は概ね両側が切り立った崖たと思っていい沢なので、入渓できる場所は少ないし、林道からアプローチしようとすれば崖から転落しかねない危険性を伴う。
白崩滝は、林道からの遠望が一番安全で美しく見られると思う。
交通
最寄ICは、関越自動車道小出IC。
ICから国道17号線を経て、国道252号線に入り、入広瀬を目指す。
国道290号線との分岐点を過ぎて少しすると左手に道の駅いりひろせ(鏡ケ池)がある。
この先、夏場であればトイレは何箇所かあるのだが、冬場はほとんど閉鎖されているのでここでトイレに入ったほうがよい。
ここから右手にJR只見線を見ながら福島県方面に進むが、右に大白川駅があるあたりで左に曲がる。
国民宿舎浅草山荘とか、大自然館とかエコミュージアムとかの案内があるのでそちらの方に進めばよい。
やがて破間川ダムが見えはじめ、赤い浅草大橋を渡るとすぐに大きな駐車場がある。
これを通り越して、左側に浅草ヒュッテという小さな建物があるが、これも通り越すとすぐに「ムジナ沢橋」になる。ムジナ沢橋からさらに先に進むとホテル大自然館がある。これが文中の洞窟温泉。大自然館からほんの少し進むと「白崩沢橋」である。
橋の手前右側に林道の入り口がある。自動車1台くらいなら駐車できると思う。
この林道を徒歩で20分ほど登ると左側の断崖に白崩滝が見える。
藪こぎはオススメしないので、この林道からの遠望がよい。


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