2003.11.24 リベンジ達成
2002.11.17 八石山登山道にて、探す
2005.6.5 災害後の屏風滝(大変危険な状態ですので、
訪問はオススメしません。)
屏風滝 滝が屏風状であるから屏風滝という のだとばかり思っていたら、 屏風状の岩に囲まれた滝なので 屏風滝というらしい。 大きさ比較。 と、言ってもダンナは滝つぼから 一段下がった場所に立っている。 両側に岩盤が迫っていて、 片方の壁にへばりついて ようやく滝が見える。 滝の落ち口を見上げる。 まるで井戸の底から上を見たような 感覚になる。 滝からやや下った場所で撮影。 最初に滝が確認できる場所。 下の段差が胸ほどの高さがあって、 乗り越えられなかった。 滝つばまで行ったとしたら、 びしょ濡れになったに違いない。 お昼を食べた場所から見上げた 今年最後の紅葉。 黄色いモミジが綺麗だった。 |
2003/11/24 屏風滝 (約15メートル) 柏崎市 昨年、善根の不動滝近くにある看板を頼りに八石山登山道を登り、ついにこれといった滝を見つけられずにいったいどこに屏風滝があるのかと柏崎市の観光課にメールで泣き付いた。 担当者は実に丁寧な返事をよこして、わからないので調べてくださるという。 その後全く連絡がなく、こちらも他の滝を攻めていて一年が過ぎようとしている頃、その担当者からメールが届いた。なんと地元の方と屏風滝を探してわざわざ出かけてくださって、沢を登り、屏風滝の写真を送ってくださったのだ。 時間がかかったが、そこまでしっかり私たちの依頼に応えてくださるとは思ってもいなかった。観光交流課の田村さま、本当にありがとうございました。 これは、その努力にぜひこちらも応えなくてはならない。 しかし、メールでは、沢の中に入らなければ屏風滝には行きつけないとある。さ、沢登りですかぁ。 10月にメールをいただいたのだが、水量が少なくなり、下生えの雑草の勢いがなくなる積雪前を狙って出かけることにした。 実は、この屏風滝についてはメールの内容から、少し水に濡れる覚悟さえすれば楽に見られるのだろう、と思っていた。去年八石山の登山道から見下ろした久乃木川の支流はとても小さな小川で、メールに添付されていた滝も一見、開けた場所にある直瀑のように見えたのである。 とんでもなかった。 たしかに久乃木川の支流は小川だった。楽々と跨げるくらいの幅しかない。長靴でざぶざふ進んでも水が入る心配がないくらいの小川なのだ。が、それは途中までだった。 まず、八石山の登山道の入り口に自動車をとめ、登山道とは正反対の方向に進む。すぐに雑草だらけの場所になり、わずかに残る踏み後を頼りに進むと小川に出る。小川の中に入って進めば楽かもしれないが、腰ほどの高さのある段差が時々出てきて、それを乗り越えるためにずぶぬれになる可能性があるので、小川を右手にみながらわずかな踏み跡を頼りに登って行く。杉の林をぬけるあたりが踏み後もわからなくなり、段差も出てきてなかなか辛い。あとは小川を交差したり、川の中を進んだりしながら、とにかく遡る。 いかに濡れずに登るかで苦労した場所。沢登りの人たちに笑われそうである。 落ち葉の場所はほとんど腐葉土。ぐずぐずと崩れる。 慣れない道なき道を進む行程なので、少し時間がかかって、25分ほどすると綺麗な段瀑が姿を現した。じつに姿のいい滝である。が、これが屏風滝ではないことは先のメールに添付されていた写真からすぐにわかった。こいつは違う。すると、さらに上流なのか。 途中に現れる2段の滝。久乃字滝(仮)。この右側に沢の涸れた跡がある。 流れの変化が綺麗な滝である。 そう思って滝を見上げるとなんとなく絶望的になった。これをまいて登るのは至難の業である。素人にできるだろうか。ぐるりと見回すと滝の右側に小さな沢が涸れたような跡を発見。そのままその跡をよじ登り、滝の落ち口あたりから斜面を横に移動することにした。この斜面が曲者だった。腐葉土なのである。足をかけると、ずるるるるる、と、底なしに斜面に沿って落ちて行く。ものすごく怖い。よつんばいになって、落ちるのを食い止めながら進み、なんとか滝の落ち口まで到着した。 どちらも帰りに撮影。見事なV字谷。そして道無き腐葉土(笑) その先は小川の表情が急変していた。 完全に渓谷と化していた。 両側が絶壁になっていて、先がさっぱり見えない。本当にこの先に屏風滝があるのかさえ見えない。 この先を進むにはもう川に入ってよじ登るしかない。 幸いなことに川は深さがなく、また、腰以上高い段差もなかった。 周りに生えている木や雑草の根などを頼りに段差を登り、岩をクリアしていくと、あ、あった。屏風滝だ。 本当にまあ、屏風のように立ちはだかる絶壁にかこまれて姿を隠されているのである。 田村さんの写真では開けた場所に落ちる直瀑に見えたが、井戸の上からストンと落ちているように周りは岩に囲まれている。本当に狭い空間に滝がザバザバ落ちているので、飛沫は浴び放題である。 ただし、滝の直前に胸ほどの高さの段差があった。 これを乗り越えて滝の正面に行くには、前身びしょ濡れにならなければ無理である。それはこの寒空に避けたい。 仕方ないので、ギリギリ見える場所まで行って、撮影した。あまりに飛沫が飛んで来るので、どんなふうに写っているのかなんて気にしている暇がなかった。 こりゃあ、本当に沢を登らない限り、どこからも見ることができない滝である。井戸の出口は沢だけなのだから。 駐車した場所から時間にして40分ほどの道のりである。濡れるのを厭わなければもう少し短時間で行けるかもしれない。 その後、またしても腐葉土に乗って滑り落ちながら帰った。きれいな川なのに、我々が滑って落とした腐葉土のお陰で濁流になってしまった。 途中の沢の分岐しているところで昼食とコーヒータイム。寒い時には外でわかすコーヒーがうまいです。 柏崎の紅葉はすでに終わり。あとは雪に埋もれるだけである。 今回はちゃんと純正のガス(笑)アウトレットで入手したバーナーとカップ。 落ち残ったモミジ。 ちなみに、昨年行った登山道から見た久乃木川支流の滝たちは、この不動滝の上流の滝になる。どれも無名の滝である。 濡れるのを覚悟して行ったが、結果的には泥だらけにはなったが、濡れなかった。水量の少ないこの時期であれば、普通の長靴でも充分に行きつける。ただし、軍手などは必要だし、水量によっては、濡れる可能性もあるので、着替えも持って行ったほうがいいだろう。 |
交通 国道252号線を柏崎市から高柳方面に向かってはしる。途中鳥越という交差点で国道291号とY字になって分岐するが、右側252から外れないようにする。分岐からしばらく走ると左側にローソンが見える。その次の左に曲がる道で曲がって突き当たりが久之木の集落である。集落まで行くと小さいが辻々に不動滝への道しるべがあるので注意して進む。屏風滝のある沢は一度善根の不動滝に行くと分かりやすい。不動滝から降りてT字に出る。左が国道252号、右が久之木と表示が出ている。ここを右に。道なりに進んで行くと右手に善根神社が見えるはずである。こんもりとした丘にある神社で、立派な名前の彫ってある石碑があるのですぐに解る。その向かって左わきの道を入り、細い道を登って行くと、どんづまりが登山道入り口である。 左わきの道がわから撮影した善根神社のこんもりとした丘。手前は道しるべ。 そのとても細い農業用の道(コンクリート舗装、自動車1台ギリギリの幅)のどんづまりにある登山道の入り口。青い矢印側に行くと登山道で道しるべがある。屏風滝は赤い矢印のがわに進む。 屏風滝は、ほとんど道のない場初を沢を頼りに登ると行き着くが、経験豊富な人向けの滝である。もしくは、向こう見ずな人か濡れても転んでも大丈夫な人向けの滝である。 |
屏風滝(?) 久之木川支流の本流にある最後の滝。 途中で水が横に膨れて、 屏風に見えなくもない。 小さく写ってしまったが、10メートル以上は あったと思う。 崖の下のほうにあって、近寄れなかった。。 途中、登山道の脇に不動様が奉られている。 その真ん前の沢の音が滝っぽい。 しかし、木立で見えない。 わずかに急な流れの渓流が望める。 逆光でさっぱりわからないが、 沢とも滝ともつかない急な流れが 本流に向かって落ちている。 これは、ものすごくみごとで美しい滝。 段瀑で、すべてを入れると50メートル以上の 落差はあると思う。 すぐ横に細い流れも寄り添っていて、 登山道の中では 一番の見ごたえのある滝だった。 |
2002/11/17 屏風滝(かもしれない)柏崎市 新潟の11月はしぐれることが多い。特に今年は雪が早く、あちこちですでに積雪している。しかし、この日曜日はすこーんと晴天になった。だとすると滝に行かねばなるまい。 ところが、妙高などの高い山々はすでに真っ白。里に近い所の滝に行くしかないじゃないか。と、いうことで、柏崎市の屏風滝に行くことにした。 この滝は、以前に行った善根の不動滝と同じ久之木川に注ぐもう一本の沢にかかる滝である。と、いうのは地図でわかる。実は3年ほど前、不動滝に行こうとしてその道が工事中で、では屏風滝に行こうということになり、散々迷ったことがあるのだ。その時はついに行き着けなかった。 で、今回はしっかり不動滝にある案内板を見ての行動になった。案内板にはこの滝たちが流れている八石山の登山道が書かれている。 不動滝への道しるべは比較的わかりやすく国道252号から案内されているのだが、屏風滝の案内は全くない。屏風滝に行くには八石山の登山道久之木コースというのを登るのがいいと解る。 案内板には左下に入れた赤い星印は書いていない。そこに『善根神社』という神社があるので、道しるべになるはずである。点線の部分でもものすごく細くはあるが自動車で登山口まで行ってしまえる。ただし、すれ違いはとても困難である。バック走行の自信がない場合はやめたほうがいい。徒歩で行くとしたらなだらかな登りを20分くらいで登山口まで行けるんじゃないだろうか。登山口にはだいたい2台くらいの駐車スペースがあり、そこに下のような道しるべがある。そこからは徒歩だ。 しかし、ここで「おやっ」と思わせられる。八石山は左に矢印。びょうぶ滝は右に矢印が出ているのだ。ちょっと待て。右だ?右に行ってみても、踏み跡すらない。私たちは登山道の中間点に滝があったはずだと、とにかく登って見ることにした。 登山道はそれほど大変なみちのりではない。足場が悪いわけでもない。急な坂道が続いているだけだ。でも、坂道。ものすごく疲れる。また、細いうえに落ち葉が積っているので、足を踏み外すと沢に転落しそうな場所が随所にある。気をゆるして軽い気持ちで歩くと危険ではある。 右側に沢のいい音が聞こえてくる。途中、その沢に落ちる滝がいくつもある。これも名のある滝だと思われるが、名前はわからない。 どこかに屏風滝があるはずである、と、とにかく我々は登り続けた。 で、ついに、らしい滝を発見。沢の本流の滝はこの滝くらいのもの。 さらに上流に行くと沢は小川になってしまい、滝は望めそうもない。 最後の滝、遠景。どーして小さく写ってしまうのかしらん。 右はその上流の沢。今まさに渡ろうとしているダンナがいるの、わかります? やや登り、御堂平という看板がたっている場所に出て引き返すことに決めた。もうちょっとで八石山の山頂なのだが、私たちは登山者ではない。これ以上の体力消耗は控えたい。 さて、我々が見た滝のなかに、屏風滝はあったのか、否か。 今、上記の不動滝にあった案内板の地図をマジマジと見ると、見落としている可能性が高そうである。そんなに登らずに、登山道の入り口でしっかり右に行ってよく捜せば沢に降りる道があったのかもしれない。これから柏崎市に照会してみるつもりである。結果が解り次第レポートします。 登山道からの風景。秋も終わり。 遠くに日本海が望める |
交通 国道252号線を柏崎市から高柳方面に向かってはしる。途中鳥越という交差点で国道291号とY字になって分岐するが、右側252から外れないようにする。分岐からしばらく走ると左側にローソンが見える。その次の左に曲がる道で曲がって突き当たりが久之木の集落である。集落まで行くと小さいが辻々に不動滝への道しるべがあるので注意して進む。屏風滝のある沢は一度善根の不動滝に行くと分かりやすい。不動滝から降りてT字に出る。左が国道252号、右が久之木と表示が出ている。ここを右に。道なりに進んで行くと右手に善根神社が見えるはずである。こんもりとした丘にある神社で、立派な名前の彫ってある石碑があるのですぐに解る。その向かって左わきの道を入り、細い道を登って行くと、どんづまりが登山道入り口である。 ちなみにこの日行った善根の不動滝の写真も新潟の滝8にUPしてあります。 |
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