雷電様の水の滝 あまりにも滝が広く、 また緑の苔や草に見え隠れしているので、 写真らしい写真にならなかった。 写真の左側の栃の木は本当に巨木。 この一帯を覆うように 枝を広げて葉を茂らせていた。 大きさ比較。 山の斜面そのものに水が染み出ている。 いったいどこからどこまでが滝なのか よくわからない。 雷電様の水の奥の滝 水路の上流にある滝。 これほど形のいい滝もまれだと思う。 誰が見ても滝だ。 雷電様の水の滝と比べると、 本当に対照的だと思う。 折れ曲がった部分。 右に左に元気よく流れている。 滝つぼ。 綺麗に澄んだ水だった。 |
2004/6/19 雷電様の水の滝 六日町 (落差15mくらい?) 雷電様の水の奥の滝 六日町 (落差10mくらい?) この滝は本当に拾い物の滝だった。 と、言うのも、ここへは単に水を汲みに来ただけなのである。 湧水を汲むのに来てみたら、なんとその湧水そのものが滝であった。 これは、三川村の桂清水と同じパターンだが、規模が違う。山の斜面そのものが滝になっているようにさえ見える。あまりに広々とした情景で、写真にしきれなかった。 実際の雷電様の水の水汲み場所は左の写真の栃の巨木の左側にある。 ひしゃくとトイがあるので、そこが水汲み場だな、とわかる。こちらは岩盤を滑り落ちる水ではなくて、いったん岩盤の下に入り込み、湧き出ている水である。 水汲み場。伏流している。 雷電様の水は、地元の『八海山』という地酒の仕込み水に使われている名水である。飲んでみたら、まったく癖がなく、冷たい。 水を汲んでいたら、その水汲み場の上のほうから水の入ったポリタンクを持った人が降りて来た。 あれ、ここが水汲み場ではないのか?声をかけたら、上にも同じ水だが水が汲める場所があるのだと教えてくれた。 ならば見に行かないわけにはいかないだろう。 ということでちょうど向かい側にある水路の上流へと進む道を登って行ってみた。 この水路の上流が奥の滝。 私はまた地元の人しかしらない別の伏流水が出ている場所があるのだと思った。さっきの水汲み場だとポリタンクに水を入れるのは少し難しいので、そこから汲んでいたのだろうと。 しかし、行ってみてびっくり。滝があったのだ。 これがまあ、とても姿形のいい、立派な滝である。 落差は10メートルほどなのだが、落ち口がみごとに左右に曲がり、そして、素直に一直線に落ちている。水量も豊富だ。こんなところにこんなにいい滝があったのか。 さっきの人と出会わなかったら、きっと私たちは水だけ汲んで帰っていただろう。すぐ近くに滝が落ちていてもわからないものである。 ラッキーとはこのことだ。 きっとあの人はこの滝つぼの水を汲んだんだろうなぁ。 でも、待てよ。あの雷電様の水の水源とこっちの沢の水源は違う気がするんだけどなぁ。ま、難しいことは追求しないことにしよう。 午前中にさんざん汗をかいたので、湧水はとても美味しい。 美味とラッキーを両方味わえて、ほんとうによかった。 このあと我々は午前中の登山(新潟の滝67)をいやすため、六日町の温泉に行った。これも実は当たった無料券を利用。いやはや、ラッキーづくめの日でしたとさ。温泉のレポートはここへ。 |
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交通 雷電様の水をめざせばよいのだが、これがいたって分かりづらい場所にある。 もしかして、わざと分かりづらくしているんじゃなかろうか、と思うくらいに表示が全くないのである。 いざ雷電様の水その場所に行けばこんな立派な看板があるというのに。 この場所に来るまでには雷電様の水の案内は無い。 しかも、水としては同じなのだが、ある意味ダミーが用意されている。いや、同じ水なんだと思う。が、雷電様の水の出ているそのものの場所ではない。 最寄ICは関越自動車道六日町IC。ICを下りて国道17号線に出て、大和町方面へ左折。四十日新道交差点で右折。県道214号に入る。魚野川を渡り、しばらく走ると県道28号との交差点「上原」に出る。これを右折。しばらく進むと田崎という地区に出る。道路案内をよく見て、左折すると県道479号という場所で左折。県道479号に入る。この道は細い。曲がりくねっている。つきあたりにお寺らしいものが見えて道なりに左にカーブするあたりが法音寺地区である。さらに道なりに進む。ずっと民家が立ち並んでいる場所である。このあたりから注意深く左側を見ていよう。民家にまざって石の鳥居が見える。(記憶があいまいだが、八海山神社だったと思う)そこからやや走ると右側に小さな水路を跨いで右斜め前方に入り込む細い道がある。道の奥は田んぼだが、少し向こうにこんもりした木立が見えるはずである。 この道を入り、こんもりした木立の正体が神社だと気がつく。道の左側にあるこの神社は藤原神社である。 藤原神社。駐車する場所はたくさんある。 龍の形の水汲み場。 ここにも巨大な看板があり、『雷電様の水の水汲み場』とある。確かにしたのように便利に水が汲めるようになっているが、実際の『雷電様の水』はこの神社を通り過ぎ、突き当りにある。 自動車で行ける場所まで行って、駐車スペースに自動車をおき、徒歩で水路の脇の道を進むと、目前に巨大な栃の木が現れる。 看板もここにある。 水汲み場は、栃の木の向こう側の岩盤にある。 滝は、水路の反対側の斜面全体が滝と思ってよい。 水路沿いにさらに上流に歩いて行くとすぐに奥の滝が現れる。 |
2005/6/12 再訪時のレポはこちら
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