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鼻声の滝上流の滝
実に形のいい段瀑である。




沢の感じはこんなふう。
大きな岩で狭められた沢が直角に曲がって
さらに下流で小さな滝になって流れる。



大きさ比較、というよりは、
写真を撮る林道からの距離は
だいたいこんな感じです。



すぐ下流にある落差2メートルくらいの流れ。





ご挨拶に伺った鈴の小滝。
あいかわらず優美で美しい。



2006年初秋の鈴ケ滝。
初秋と言っても暑かったんだけど。



滝からかなり離れて撮影しているが、
飛沫が飛んでくる。



滝前に下りる場所には
鈴ケ滝という看板がある。
真夏の草ぼうぼうの時は、
普通の人はここでやめたほうが無難。
手前から滝とダンナのツーショット。



アザミが滝風にゆれて・・・
いや、こいつらが道にはびこって、
チクチク刺さって痛かったのよ。
2006/9/9  鼻声の滝上流の滝(落差15M?) 朝日村

  (2008年、この滝が鼻声の滝でないことが判明しました。レポの当時はこの滝が鼻声の滝と信じていたので、レポではそのように書かれていますが、この滝は鼻声の滝の上流の滝で、無名の滝です。本当の鼻声の滝のレポはこちら

日本の滝百選に選ばれている鈴ケ滝の上流にも滝がある、ということは、以前鈴ケ滝に行った時に高根の集落にあった地図看板で見て知っていた。
  
←クリックすると大きくなります。
ぜひにも見てみたいものだと思い、,一昨年上流に向かって歩いてみてみたが、どれほどの距離歩くのかわからなかったために途中で引き返してしまった。
一昨年は鈴ケ滝の駐車スペースまでは自動車が通れたのだが、それから上は林道の工事中のためにゲートが設けられていたのである。
2年たって、いいかげん工事も進んでゲートも取っ払われているだろう、と根拠の無い確信の上で上流の滝を探索することにした。
イラスト地図によると、上流には鼻声の滝とつつみの滝という滝があることになっている。
鼻声の滝については、滝仲間からも情報を得ていて、鈴ケ滝の上流の小さなトンネルを越えた向こうにあるのだと分かっていた。
さて、鈴ケ滝駐車スペースまで自動車を走らせ、その先に行けるかどうか見てみると、ちゃんとゲートが開いていた。つまり、自動車で行けるということである。
だが、そのゲートに不気味な文字が。
この先工事中のため、大型車が通りますので、注意してください。
え、大型車?
だって、この林道ときたら、すれ違いの困難なかなり細い道なのだ。鈴ケ滝の駐車スペースに来るまででさえ、細い道だなぁと思いながら来たというのに、この先に大型車だと?冗談に違いないと思って気楽に先に自動車を進めた。
鈴ケ滝の上は崖状になっていて、道も細い。
おまけにそこここに路肩が崩れていて、ロープの張られている部分があった。
ここ数日の間に大雨でも降ったのか、道が洗われたように削られて、デコボコもひどい状態である。こりゃあ、鈴ケ滝の駐車スペースに自動車をおいてきたほうがよかったか、と思っていたらトンネルが現れた。素彫りのトンネルで長さこそないが、けっこう怖い。
トンネルをぬけると、あった、左手の鈴谷の本流がきゅっと狭められて滝になって落ちている。
さて、あったはいいが、自動車を止める場所がない。
しばらく先に進めることにした。
ほんの3分も走らずに左手に土砂崩れのような崩落した山の見える、開けた場所に出た。充分に自動車を止められるし、Uターンもできる。
そこに自動車をおいて、徒歩で滝前まで戻った。
てくてくと林道を歩いていると、なんだか足元にごごごごという音が響いてきた。え、これは、エンジン音?なんか、ものすごく大きい音なんだけど。
と、振り返ると、ひえぇぇぇぇ。コンクリートミキサー車が上から走って来る。本気か〜?タイヤ、林道からはみ出しているんじゃないのか〜?
ってか、私たちはいったいどこによければいいんだーーーっ。
幸い、すぐそばに退避スペースがあって、慌てて駆け込んだ。もうちょっと先まで歩いていたら、本当によける場所なんかなかった。こんな道、本当に大型車が通るんだ〜。
これが、ニッチもサッチも行かない細い場所で自動車でハチ合わせしなくてよかった。
気をとりなおして、鼻声の滝まで行く。
道は鈴谷からかなり高い場所にあって、滝を見下ろす形になる。
思っていたより遠い位置での滝鑑賞になった。
それにしても綺麗な滝だ。
鼻声、なんてどうしてヘンな名前がついたんだろう。見える限りでは、3段になって落ちている。一番下の段が末広がりに広がっているのも、なかなかの風情である。
ただ、どうしても林道からしか見ることができないので、1方向の姿しか拝めない。それが残念といえば残念だ。
さて、この上流にもつつみの滝というのがあるはずである。
さっきみたいにダンプに出くわす可能性もあるので、徒歩で上流をさぐることにした。
イラストマップの感じからすれば、もう30分も歩けばつつみの滝に出るだろう。林道だし、そんなに大変ではないはずだ。
が、実は大変だった。
というのも、この日は9月も半ばだというのに、30度を越す気温とものすごい湿度で、少し歩いただけで干上がってしまう状態だったのだ。
だというのに、登山じゃないんだから、と、飲み物もタオルも持たずに我々は歩き出してしまった。
しかし、この林道、意外なまでに花が多かった。しばらくお目にかかっていないチョウジギクも岩盤の水が染み出た場所にたくさん生えていたし、ツリフネなどは黄色も紫もいやっていうほど咲いていた。
ついでに蝶も掃いて捨てるほど(こらこら)飛んでいて、暑いながらけっこう楽しんで歩いた。
左側に鈴谷、右側に時折小沢が流れ込む岩盤といった状況で30分ほど進むと、林道は鈴谷を渡る小さな橋に出た。
  
鈴谷を渡る橋。これは振り返って撮影。
イラスト地図によると、橋を渡って少しするとつつみの滝があることになっている。なにぶん大まかなイラストなので、そのあたりはアバウトなんだけど。
もう少し歩いて行くと、やや広い場所に出て、工事現場はさらに先であるという看板が出ていた。ドンドンという重機の音も聞こえてくるようになった。
道はこの先、急に登り、沢から離れていくようだった。
このまま進んで工事現場に出ても仕方ないし、沢から離れてしまったら滝など見えるわけもない。
橋を渡って右手になった鈴谷の上流を目をこらして見てみたら、なんだか遠い位置に滝らしいものがあった。沢からかなり上に白い水流が見えるので、おそらく滝に違いない。
だが、緑が濃すぎて、写真に撮っても何がなんだかわからない状態にしかならない。
もしあの滝を見るのであれば、遡行するか落葉した後でないと無理だろう。そう判断して、その場で戻ることにした。
踵を返して少しすると、またゴゴゴという音がした。げ、またしてもダンプか?今度はやや広い道だったので、路肩部分に避けた。来たのは灯油を配達する小さな自動車。そんなのでもこの林道ですれ違うのはイヤだけど。この先の工事現場に行くんだなぁ、仕事とはいえ、大変だなぁなどと思ったりして。
その後また30分かけて自動車を止めた場所まで戻り、今度は約1年ぶりの鈴ケ滝にご挨拶に行った。
気楽に考えていたが、とにかく暑く、湿度も高く、15分ほどの道のりがとんでもなく大変だった。滝前に出る下りなどは、夏草が生え放題で道がどうなっているのかさえ分からない状態である。
幸い、滝前の大岩は日陰になっていたので、滝風に吹かれながらほっと一息して、お昼を食べることができた。
  
鈴ケ滝に向かうつり橋の板が腐っていて、怖かった。
鈴ケ滝から戻る時に3組の人とすれ違ったが、あの人たちは滝前まで行くのかなぁ。夏草にはひるむだろうなぁ、などと思った。こんなに山奥なのに、意外と来る人は多いのだ。
さて、次は下流の滝である。
下流と言っても別の沢なので、続きは新潟の滝108へ。

鈴ケ滝上流の林道にあった花たち
    
   左:ヤマシロギク?  右:クサボタン
  
    キツリフネ
    
    左:イヌヤマハッカ? 右:モリアザミ?
    
    左:アラゲハンゴウソウ  右:チョウジギク
    
    左:つる性の植物なんだけど。 右:シオガマギク?
    
   左:キンミズヒキ 右:鈴ケ滝遊歩道にて、カニコウモリ
交通
鈴ケ滝までの行き方は、鈴ケ滝のレポに詳しいのでそちらをみて欲しい。
鈴ケ滝駐車スペースからやや危険で2006年9月現在工事中(保水地域保全のための工事らしい)のため大型ダンプが時折通る細い道になる。(鈴ケ滝までも充分に細いのだが)
そこから小さなトンネルを一つくぐってしばらく行くと左手の鈴谷に鼻声の滝が見える。
駐車や回転は滝からもう少し先に走ると明るくて広い場所に出るのでそこまで進んで行こう。
おそらく日曜日は工事はお休みだが、土曜を含む平日はダンプが通る可能性があることを頭において、充分に注意した運転で向かってほしい。


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