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2012年錦秋のミニオフその@めおと滝へ2012年錦秋のミニオフそのA布引の滝
2002年6月の布引の滝はこちら
2005年10月の布引の滝はこちら





布引の滝
こんなに水量の多い布引の滝は
3度目にして初めて。


百選の山形の七ツ滝を
思い起こさせる三条の上段。
七ツ滝を小さくしてきゅーっと伸ばした感じ。


滝付近は寒いんだろうなぁ。
色温度が低い。


たぶん、ギリギリ滝つぼが見えていると思う。
覗き込むと本当に奈落の底のように見える。

2012/11/3 布引の滝 魚沼市(旧入広瀬村)  50m
秋の入広瀬で不必要な藪漕ぎをして、紅葉を体感してしまっためおと滝をあとにして、我々とYouさんご夫妻はせっかくここまで来たのだから、と、布引の滝に向かうことにした。
実はその不必要な藪漕ぎで足がヘロヘロになっていたのだが、布引の滝くらいならなんとかがんばれるだろう。秋のあの滝は、ヘロヘロの足をひきずってでも行く甲斐のある滝なのだ。
午後2時15分頃に大原スキー場の奥にある守門岳の登山口に到着。
登山者のものか、数台の自動車が止まっている。
身支度をして、歩き始める。だーーーー、牧草地のなだらかな登りが辛いっっっ。
  
放牧地を突っ切って登山道になる。
振り返ると、浅草岳だろうか、雪をかぶった姿がとても綺麗だ。
  
振り返ると、日本じゃないみたいな風景。
5分で登山道と滝への道の分岐、さらに10分強で滝経由の登山道と滝への下り道の分岐になる。
そこに至るまで、道は紅葉の真っただ中だ。
どこを向いても黄色い世界である。
滝見台に向かって下って行く。ややして、正面の黄色い葉っぱの向こう側になんだか見慣れないがすごい風景が見えた。
布引の滝といえば、1本の長い長い滝である。上段はいくぶん分岐しているが、しかし、あの黄色の向こう側に見えるものは何だ?
  
金色の木々の向こうには・・・
どう見ても三条の滝だ。
こりゃ、とんでもないぞ。私たちの知っている布引の滝じゃないぞ。
いやでも足が早まる。
そして、ついに紅葉の中を落ちる水量の多い布引の滝と対面した。
うわぁ、こんなふうに落ちることがあるのか、布引の滝。
とにかく、ひたすら感動だ。
遠くの山は雪。木々は黄色。滝は白く暗い奈落に落ちて行く。
やっぱり足をひきずってでも来なくちゃならない滝なんだ、布引の滝。
  
山の雪が分かるかなぁ。綺麗だったのよ〜。
惜しいかな、午後になると完全に滝が日陰になってしまって、写真にすると日が当たっている雪山とのコントラストの差がありすぎる。ああ、無駄な藪漕ぎの1時間が本当にもったいなかった〜っ。
それでも、目にはくっきりと焼き付けることができた。
めおと滝でさんざん待たせたYouさんの奥様にも素晴らしい光景を見てもらえたし。
これで疲れもふっとんだ。
それにつけても、めおと滝も布引の滝も、再訪の滝ではあるが以前とは全く違った顔を見せてくれた。これだから滝めぐりはやめられない。
素晴らしい秋を堪能して、今回のミニオフは終了。
Youさん、奥様、本当にありがとうございました。また遊びましょうね。
交通
布引の滝 関越自動車道の小出ICを起点にすると、まず、ICを出で国道17号に合流し、長岡方面に向かう。四日町の交差点で国道252号線にへ。そのままJR只見線と平行して大白川駅まで行く。途中国道290号線と分岐するが、とにかく会津若松方面に向かえばよい。大白川の駅(一見駅には見えないが、ホーム等があるので見落とさないように。)を越えてほんの少しで県道385号に入る。看板が浅草山荘とか、破間川ダムとか出ている。大白川方面に向かえばよい。やや進むと川を渡る小さな橋がありそのそばに右折1キロで大原スキー場という看板があるので、そこで左折。そのまま、とにかく何があっても道を進んでいく。
スキー場のリフト乗り場が正面に見える橋を渡ったら道なりに左に行ってもよし、リフト乗り場を突っ切っても同じ道に出ると思う。
スキー場の真ん中を進む道は少々不安になるが、2カ所ほど右に行けば守門岳という道しるべがあるので安心できる。その道の終点が守門岳の登山口。


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