![]() あさひの里の滝(仮) この滝が一番立派な滝だった。 とにかく落差がある。 目測でも15メートルはあるのじゃないか。 谷のどん詰まりからストンと落ちている姿が とても気持ちいい。 場所は県道78号を高柳町から大島村に 向かって進み、『田麦』というバス停の手前、 左側の谷の奥である。 ![]() 全体の風景はこんなもん。 赤い矢印の先に滝が見える。 県道はこのまま山にへばりついて進み、 滝の真上を通る。 ![]() で、一番近づいたのがこれ。 雪がなければもう少し見えるかも。 視界は開けているので、 樹木が茂っても見えるだろう。 ただし、水の量はどうなるか分からない。 ![]() 田麦川滝群(仮) 一番下流の板山不動尊近くの滝である。 これが規模も落差も一番だった。 本流の滝だけに名前が無いのは 不自然である。 落差は7メートルあるかないか。 この写真の滝は後ほど訪問した 「板谷不動滝」を上から見た図ではないか、 と、写真をじっくり見て思った。 手前の岩の感じがどうもそうらしい。 位置的にも間違いないと思う。 |
2004/3/27 大島村の滝たち 大島村 柏崎市と大島村は実は隣接している。地図的に今ひとつピンとこなかったのだが、県道を通ってみて、しっかりつながっているとわかった。 今回は柏崎市の綾子舞い会館のある鵜川地区から今日入ると決めていた吉川町の「まるたき温泉」へ行くべく県道13号を利用するつもりでいた。冬季通行止めの印が地図にはついているが、ぽかぽか天気である。もう解除されているんじゃないかという期待のもと行ったか、除雪さえされていずに、全く峠を通れなかった。仕方なく、再び国道353号に戻り、もう少し先の県道78号を選ぶ。 安全を見れば国道353号から国道253号に出て向かうのが一番なのだが、遠回りになるのだ。県道78号には冬季通行止めのマークは無かったが、峠越えがあるので、行けるかどうかは賭けだった。 この道の選択が、滝好きには大当たりだった。まず、「あさひの里」という地図上では田麦地区のあたりで正面の沢が大きな滝になっているのを発見。これは大きい。少なくとも落差は10メートル以上あるだろう。どうも県道はこの滝の落ち口のすぐ上を通っているらしい。あのあたりまで行けば滝の名前かなんかが書いていやしないか。 勇んで行ってみたが、何も書いていない。 「あさひの里」という地域の地図がそこここにあるのだが、その地図にも滝なんてちっとも記されていない。この滝、地元住民は無視している。 小学生みたいなのが一人珍しいものを見るかのように案内板を見ている我々を遠目に見ていたが、さすがに滝について尋ねる気分にならなかった。今思えばきいておけばよかった。とにかく、立派な滝です。 さて、ここから少し行くと県道78号は県道13号にぶつかる。最初に行った道の峠を越えた向こう側である。ここから国道に出るか、峠がわに向かって登り、県道241号を利用するか。またしても選択することになる。 まだまだ陽も高いし、滝を発見してすっかり気分がよくなった我々はまたしても賭けに出た。登って行く方向は除雪はしてあるが雪崩などにより通行できなくなっている可能性もあると看板が出ている。雪崩さえなければとりあえず除雪しているんじゃないの。ならば、山に向かおう。 この選択も大正解だった。 まず道に入ってすぐにダンナがいきなり自動車を止めた。何事かと思ったら、道路の脇の雪の壁の向こうに滝が見えたという。すわ、滝。 すぐに自動車を降りて、道路左側を平行して走っている川に向かう。 おおー。本流の滝!これは豪快だぞ。喜んで写真を撮影。 自動車に戻るとまたすぐにダンナが自動車を止めた。 あらら、また滝だ。 どうもこの川、渓流瀑と言っていいくらい連続して滝があるらしい。私は歩いて先に進むことにした。 あるわあるわ、これは確実に滝と言わずしてなんと言おうという落差のある流れが続く。どうも川底の岩盤が固いものらしく、しまいにはなめ滝のような急流になった。 1キロ以上は滝の連続が続く。これはすごいぞ。 しかし、地図には渓谷とも滝とも書いていない。 推測するに、今の季節は雪解けのため、水量が多くなっているのではないか。そのため豪快に見えたが、ふだんはほんの小川程度なのかもしれない。そのため滝とも渓谷とも名前がつけられないのではないか。それにしたってもったいない。本当に立派な滝が連続している。 地元の人が何か名前をつけているのかもしれないので、大島村に問い合わせるつもりである。名前が分かりしだいこのページを修正したい。 ![]() ![]() ![]() 左欄の滝のすぐ上流にある幅広の滝。 なにせ、周りが雪のうえ晴天でコントラストが強すぎた。 見づらいですが、とても美しい流れでした。 この川はさかのぼると本当に小川のようになった。ここから県道241号に入ると吉川町である。 実は、吉川町に入っても滝好きは狂喜するのであった。 先に進む。 ![]() 田麦川だけでなく脇からも小滝が流れ込んでいた。雲ひとつない快晴でした。 |
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交通 行きかた、場所については、本文を参照してほしい。 大島村、あさひの里近く、田麦川支流と、大島村、板山不動尊近くの田麦川本流である。 |
追加情報 2004年5月15日(土)再訪 上記の記事の2ヶ月弱の後再訪してみた。 ![]() 未だに大島村から質問の回答がないので、正式な名前がわからないが、あさひの村の滝は藤の花に彩られてゆるやかに落ちていた。 しかし、田麦川滝群については、緑がうっそうと生え茂り、なんと道の上からは全く川面も滝も見えなくなっていた。 下流の3滝ほどが見えないので諦めて戻ったが、上流のほうの滝は見える場所があるかもしれない。 それにしても、緑の勢いは恐ろしい。けっこう本格的な滝をすっぽり覆い隠してしまう。 これでは田麦川滝群を知らない地元の人がいてもおかしくないだろうと感じた。 また、唯一名前のわかっている滝で、先回訪れなかった板谷不動滝にも行ってみた。レポートはここへ。 |
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