48−10

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本城の滝
(2014年初夏)

7月ではさすがに滝は見えない。
谷が雪で埋まっている。




本城の滝
(2014年盛夏)

8月の滝は一部だけ出現。
これではちょっと滝には近づけない。


でも、7月と比べると、
ずいぶん雪がとけた。



滝のアップ。




本城の滝
(2014年秋)

9月になると、滝が全部出現した。
滝つぼも見える。



久しぶりに滝前まで行けた。
滝を見上げるのも久しぶり。



滝上流の雪はこんなもん。


谷を全部写すと、
滝の下流にはまだたくさんの雪。



滝前には雪はないが、


すぐ下流にはこんなに雪が。
2014/7/6(日)、8/14(休)  本城の滝  魚沼市 (落差40メートル?)

今年も行ってきました、本城の滝。
今年はなんと3回も行ってしまった。
相変わらず、多彩な顔を見せてくれる、本当に魅力的な谷である。

7月6日
今年の雪の具合はどんな塩梅だろう、という調査みたいな感じで絶対に滝は出現していないだろう7月に行ってみた。
昨年同様、見事に谷は雪で覆われていた。
昨年より雪は多かったらしく、なんと滝見台のすぐ下まで雪。こんな場所まで雪があるとは思いもよらなかった。
ただし、下流の溶け具合はむしろ今年のほうが早いらしい。遊歩道はほとんど雪の上を歩くことはなかった。
それに、花も早春の花というよりは初夏の花になっていた。
雪の残っているあたりは春のままで、シラネアオイやサンカヨウなども見ることができた。
そんな状況なのに、どういうワケかこの遊歩道を訪れる人がけっこういて、雪の写真を撮影する人たちがかろうじて出ている滝見台に陣取っている。
我々はそのすぐ下のブッシュの中にシートを敷いてお昼にした。
  
  
   一番沢に近づいたあたりの雪。右写真は、実は滝見台。すぐそばまでまだ雪がある。
    雪のすぐそばは、まだ春の花。

    シラネアオイも見ることができた。

8月14日
太平洋高気圧の張り出しが例年より弱く、日本上空の大気の状態が不安定である、と気象予報士が言っていた。
その説明どおり、この年のお盆休みの天気は、晴れてみたり雨が降ったり、まったく信用できない状況だった。
そんなこんなで、下り坂ではあるが比較的雨の確率の低い14日に本城の滝に行ってみることにした。
7月の積雪の状況では、もしかしたらまだ滝は出現していないかもしれないが、この沢は滝だけではないお楽しみがたくさんあるのである。
まだ秋の花であるダイモンジソウは咲いていなかった。オタカラコウやウバユリはもう終わっていた。
これはもしかしたら、花を見るとしたらハズレの時に来てしまったかしらん。
滝は半分が出現している状態だった。が、すぐ下流から雪で覆われてしまって、滝前に行ける状況ではなかった。
これでは、いつも楽しみにしているハクサンコザクラも顔を出せないなぁと思っていたが、雪が解けた斜面にゆらゆら揺れるピンクの花を発見。
おおおおお、もしかしたらいつもよりたくさん咲いているかもしれない。
一つみつけるとあっちにもこっちにもハクサンコザクラが揺れていた。
よくよく見るとマイヅルソウなども咲いているし。この前日に登った燧ケ岳ではマイヅルソウはすっかり実になっていたのに。
雪が解けてわずかに出ている河原まで戻って昼食。
下山する時にはたくさん蝶を見ることができた。
この季節にしか見られない蝶も見ることができて、すっかり豊かな気持ちになってしまった。
      

  
  なんとマイヅルソウが咲いている。

    楽しみにしていたハクサンコザクラ。

    すぐ雪のそばにたくさん咲いていた。

  おお、高山の蝶もいるぞぉ〜。

    ヒョウモン系の蝶は本当にたくさん。

    この時期にはこの蝶ですね。

9月21日
今年は珍しく三度目の本城の滝訪問になった。
ここしばらく滝を上から下まで見ていない気がしている。
秋であれば、きっと滝つぼまで見ることができるだろう。
期待どおり、滝はすべて見えたが、すぐ下流にはまだ雪が残っていて、万年雪の面目躍如といったところだった。
秋の花もたくさん咲いていて、久々の晴天の本城沢を楽しむことができた。

      カメバヒキオコシ(左)は、とてもたくさんあった。

      とてもよく晴れていた。

      

    クルマバハグマ(左)も大きな葉っぱを広げている。

  ひさしぶりにヒメウメバチソウを見ることができた。
  
交通
本城の滝への行き方については、新潟の滝レポート48を参考にしてください。



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