48−4

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本城の滝
(2007年夏)

今年の本城の滝は、こんな感じ。
8月ということで、いつもより1ヶ月早いが、
9月並みの残雪量だ。
滝の下流の雪渓はほとんど消えていた。



気温が高いせいで、
雪の近くにはもやがかかっている。



そのもやが風向きで滝下まで下りて来る。
こいつが冷気そのものなので、
かなり冷たい。



万年雪遊歩道の8月の花
 



 




 
集合写真。
セフコの森さん提供。
2007/8/16  本城の滝 滝オフ 魚沼市 (落差40メートル?)
毎年、夏が終わろうとしている頃行きたくなる滝がある。
毎度おなじみ本城の滝へ今年も行って来た。
ただし、今年はいつもと違う。新潟県在住のの滝好きYouさんご夫妻と山好きセフコの森さんご夫妻と一緒の滝オフなのだ。
この滝は色々な人に見てもらいたい滝なだけに、オフという形にできてとても嬉しかった。
いつもの年であれば、9月に訪問する本城の滝なのだが、今年は極端に雪が少ない年であったので、8月でも充分に滝が出現しているだろうと踏んでいた。
滝オフにしたっていうのに昨年みたいに最下段の滝が雪に埋もれて見えない、というのではお話にならない。
と同時に、雪がまったく無くなってしまった姿でもお話にならないのである。

本城の滝の綺麗な時期は1年の内のほんの1ヶ月くらいなのだ。

そんなこんなで午前10時に銀山平キャンプ場の奥にある万年雪遊歩道の入り口に集合する。
夏休みのど真ん中なので、キャンプ場も賑わっていて、国道352号からすぐの入り口はゲートが下がっていた。おばさんがすぐそばで待機していたので、一人210円の利用料を払って中に入る。
その利用料、ゲートの看板に「万年雪遊歩道を利用される方の協力金」と書かれてあった。あれ、昨年までそんなこと書かれてたっけか。
協力金を徴収されたわりにはデコボコのきつい道を走って遊歩道の入り口に着く。すでに数台の自動車がとまっているが、Youさんの自動車もセフコの森さんの自動車も無い。
少なくとも4台は自動車がとまっているので、滝前は混雑しているかしらん。そう思っている間に数組の人が戻って来た。キャンプ場から徒歩で来た人もいるらしい。
なんとなく山の頂上のほうが黒い雲に隠れているが、お天気はもつんだろうか。
仕度をしている間にYouさんご夫妻が、間もなくセフコの森さんご夫妻が到着。軽い挨拶の後、遊歩道に踏み込んだ。
  
遊歩道入り口手前の駐車スペースに全車到着。
しかし、まあ、それぞれが興味も体力も違うもんだから、てんでバラバラに歩いている。うーむ、滝オフらしい(笑)
みんないい大人ですからね〜、同一行動しなくちゃならないきまりなんてないんですよ〜。
  
みんなして、何見ているの〜?

  
こいつでした。ちょっと気の早いダイモンジソウ。
てなわけで、ダンナのヘルニアの手術で著しく体力が落ちているはずの我々んがお工房がけっこうサクサク歩いてさっさと到着してしまった。4回目ですからね(笑)
まず滝の全貌が見下ろせる高い位置に行く。このあたりにはコバイケイソウが咲くはずなのだが今年も咲く前に黄色くなってしまっていた。いつ咲くんだろうここのコバイケイソウは。
  
高台より滝を見下ろす一同。
中越沖地震の片付けで著しく体力が落ちているYouさんご夫妻の到着を待って滝下までおりた。
どうも、今までで一番水が多い時らしい。それほど滝前に行くのに苦労した記憶は無いのに、今回はどういうルートで滝前に行くのか迷ってしまった。
それに、水が濁っている。
ここの水が濁っているなんてショックだ。
これでは滝の水を飲む気にはならない。
ってか、待て、今回は水を用意していない。滝前コーヒーはおろか、我々の昼食のカップラーメンの水まで無いじゃないか。どうするんだ〜?
ジタバタしながら石を飛び越えてなんとか滝前に到着。
ああ、滝からの風がつめたい。ここに来るまでの間にたっぷり汗をかいたので、むしろ寒いくらいである。
滝前の様子はなんとなく変わっていた。
昨年は滝前におりることができなかったので、多少変わっていても仕方がないのだが、これほどガレキが多かっただろうか。
滝に向かって右側の岩盤から落ちている細い溝のような滝は水がほとんどなく、ちっちゃな手桶ほどの滝つぼのそばまでガレキがきている。
幸いその滝の水は比較的綺麗なので、ダンナが岩盤をよじのぼって下から2番目の滝つぼまで行って水を汲んだ。いいんだ、煮沸消毒するから。
我々が水を調達したりお湯を沸かしたりしているうちに、Youさんは本城の滝に向かって右側の岩盤によじのぼり、上から滝をながめている。いつもながら身軽な方である。あ、セフコの森さんまで行っちゃった。うーむ、何歳になっても男の子は冒険心の塊だ。うちのダンナは行かせない。あーたは、ほんの3週間前に手術した身ですってば。
  
滝前で撮影中。

  
矢印の先にYouさんがいます。
お湯が沸く頃には全員戻って来て、コーヒーで乾杯することができた。
あとはめいめい昼食を食べ、滝だの山だのの話をして、さらに滝を堪能し、別の人たちが滝を見に来たところで戻ることにした。
時折雨かな、霧かな、という感じの暗い雲になったが、本格的な雨に降られることはなかった。
午後1時少し前に駐車場に到着。
クーラーの効き過ぎた部屋のような滝前から小一時間で夏に逆戻りである。
またしても汗をたくさんかいたので、近くの「白銀の湯」で汗を流すことに。
ここでも主に滝の話でもりあがり、3時過ぎに「白銀の湯」の前で解散した。

Youさんご夫妻、セフコの森さんご夫妻、この真夏のクソ暑いなか、オフに参加してくださって、本当にありがとうございました。とても楽しい時間を過ごすことができました。

また来年もきっと本城の滝へは行くと思う。
天然のクーラーを体験したい方は、いつでもお声かけくださいまし。
交通
本城の滝の行きかたについては、滝レポート48を参考にしてください。


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