48−11

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本城の滝
(2018年8月4日)

残雪というには残りすぎている雪。
さすが、万年雪を主張しているだけある。
滝は一番上の段だけ
かろうじて出現していた。



ちょっと引くとこんな感じ。



さらに谷全体まで引いてみる。
うむ、上段だけでも滝が見えてるのは、
むしろ奇跡的だ。







本城の滝
(2018年8月25日)

周りの気温と水の温度の差がありすぎて、
もやがすごかった。
風で一瞬滝前のもやが飛ばされた時に撮影。
上段、中段、下段が見える。



谷全体まで引く。
もやがかかっている場所に滝があるのだが。
むしろ8月4日よりも滝が見えない。
雪よりもやが滝の敵。



この日のターゲット、ハクサンコザクラ。
何度もこれを目当てに来ているが、
今回が一番多かった。
しかし、対岸でよくみかけたのだが、
この日は対岸は雪の下。
もしかしたら、もう少し雪がとけたら、
対岸でも見られたかもしれない。



雪渓を見下ろすハクサンコザクラ。
雪解けを追いかけているようだ。



綺麗に咲いていてくれる。







本城の滝
(2018年9月17日)

すぐ上の8月24日から三週間後になる。
それでここまで雪が消えるのだ。
だれが消雪作業をしたわけでもないのに。
本当にすごい。
あの雪はどこに行ったのかしらん。



滝見台からの図。
ダンナが上の写真を撮影中。



つい直前まで雨が降っていたので、
本城沢のみならず、左右から小さな流れが
流れ込んでいた。
滝の右手から1本の水流が流れているのが
わかるかしらん。



さらに、この図では分かりづらいが、
下流でも水が流れ込んでいる。
この水流は、いつも水を汲んで
コーヒーを入れている
小さな流れだが、この日は激流だった。

2018/8/4(土)、8/25(土)、9月17日(祝)  本城の滝  魚沼市 (落差40メートル?)

今年も行ってきました、本城の滝。
とはいえ、実は本城の滝のレポは久しぶりである。なぜなら、昨年は集中豪雨被害で遊歩道が崩落して、訪問がかなわなかった。一昨年とその前の年は諸事情で訪問はしたもののレポはミニレポしかしていない。3シーズンパスしてしまっている。
いや、それにしても、毎年行って、毎年違う表情を見せてくれるのが本城の滝とその周辺の雪や草花たちである。

8月4日
今年は平野部でもびっくりの生活麻痺を起すほどの大雪に見舞われた新潟県なので、たぶん残っている雪も多いだろう。そんな理由で7月に行くのはやめておいたが、その7月に35度に近づく気温が何日も続いた。
いくら大雪であっても、気温が高ければあっという間に雪は消えてしまうだろう。雪が消えればその下から植物はどんどんと花を咲かせる。ちょっと焦りも感じて8月の初めに銀山平キャンプ場のホームページで遊歩道が通れるようになったのを確認して訪問することにした。
遊歩道の崩落がどんな具合だったのか、知りたくもあったし。
到着して、何台かの自動車があるのを、夏休みだからかしらん、と思っていたが、すぐに何故だか判明した。
大きな捕虫網を持った人がいたからだ。
この時期にしか見られない珍しい蝶を求めてやってきた人たちだ。
ダンナが首尾はどうかと尋ねたら、豪雨の影響で幼虫が育つ環境も壊れたらしいとのこと。
豪雨の被害は、遊歩道が崩落しただけの話ではないんだ。
ともあれ、出発。もう正午を回っている。
むわっと暑い日で、銀山平も標高は比較的高いほうなのだが、それでも一つも涼しい感じがせずにちょっと歩くだけでだらだら汗が出る。
まず最初に川を丸木橋で渡るのだが、あ、橋が鉄製になっているぞ。

  
前は丸木を並べたような橋だった。

鉄製とはいうものの、単に工事用の足場を渡しただけの簡単なもの。でも、手すりがついた分、実は私としては前の丸木橋より渡りやすかった。この橋が流されたので、遊歩道が通れなくなったのかな。

  
  
  大木が倒れて根っこを見せている。輪切りの木で椅子を作ったみたいだ。

橋だけではなかった。
坂の一つで大きな木が倒れて、土砂で坂が覆われている感じの場所があった。
その木を処理して丸木ができたらしく、坂を登りつめたところにベンチみたいに並べられていた。
泥っぽい場所はあちこちにあり、いつもであれば咲いていてもいいはずのオカラコウやウバユリ、オニシオガマの姿も見えない。
なんだか花が少ないぞ、と思いながら登り、本城沢が見通せる場所まで出て、げっ、と唸った。
すんごい下流まで雪で埋もれていた。こりゃ、いつぞやの7月に滝がまったく出ていずに、雪渓を登って山頂を目指す人を目撃した時以来の雪の量である。
まさか、滝、出現していないのか?
沢まで下る急な坂道はこれまた崩れかかった泥っぽい感じになつていて、以前も危なかったが豪雨後はさらに足元が危うい感じになっていた。さすがに沢まで下って遊歩道が雪で覆われていることはなかったのだが、滝見台まで登ってみるまで滝が見られるかどうか、ちょっと心配だった。
滝は、一応出現してましたよ。
一応、というのは、全部姿を見せてくれたワケではない、ということ。
雪解けのすすんだ一部だけが顔を見せている感じだった。
あれはたぶん、一番上の段だ。この下にもう二段あって滝つぼになる。
さて、滝は一応見れた。
今日は雪解けに咲く花を見に来たのだが、沢まで下ることもかなわない。
仕方がないので、ずっと下流の残雪の一番端っこまで行って、その冷気を浴びながらおにぎりとカップラーメンの昼食にした。

  
ごはんを食べた雪渓の端っこ。天然のクーラー。

それにつけても、花が少なかった。
この遊歩道は、いつ来ても花だらけだったはずなのに。
豪雨と豪雪と猛暑と、なにがなにやら分からない自然の所為が花の咲く時期をずらしているのかもしれない。
あーあ、本城の滝の楽しみはお花なのになぁ。
ちょっと消化不良だ。
また、雪が解けた頃に必ず来なくちゃ。

    
  
この日見れた花は、せいぜいサンカヨウとソバナ。もっとも、8月にサンカヨウが見られるのは驚きなのだが。

8月25日
で、同じ月に来てしまった。
もうちょっと待てば秋の花たちが咲くだろう、とは思ったが、秋の花よりも春の花が見たかった。それには完全に雪が解けてしまっては遅いのである。
さらに、急いで来たのには理由がある。8月のお盆休みに乗鞍岳に行ってお花畑を散策したのだが、そこの高山植物が例年よりも早い開花で8月ではすっかり遅い状況だった。
7月の猛暑は8月も続いていて、我々の生活圏で40度以上になる日まであった。
これは、本城沢の雪も解けてしまったかもしれない。
そんなこんなで雨がちな天気予報ではあったが、午前中はなんとか持つとの予報を信じて、今月2度目の本城沢だ。
今回は夏休みにもかわらず、駐車スペースには一台もとまっていなかった。もう蝶にも遅いのかしらん。
遊歩道を登って行くと、あれ、前回にはなかった道案内的なプレートがあちこちにある。
夏休みに来る子供たちのために、関係者が設置したのかもしれない。

  
  
  大ブナの下で一休み、と書かれている。

    
  左は、終点本城の滝展望台まであと半分、と書かれている。我々の感覚だとあと3分の1くらいの距離なんだけど。
  右は、ここから先路肩注意。急な下り坂が始まるあたりだ。

ロープなども設置されていて、できるだけ安全に行けるように配慮されているようだった。
道端の花たちは、前回よりは多少咲いているかな、と言った感じ。楽しみにしているツルニンジンやジャコウソウも咲き始めていた。
さらに、ここまで急いで雪が解けきる前に来たかった最大の目的、ハクサンコザクラも咲いていた。
さて、問題は本城の滝だ。
雪は、なんとか上の二段まで見えるくらいに減っていたのだが、暑い大気と冷たい空気でもやが生じてしまい、真っ白け。風が吹いてもやを飛ばしてくれた時だけなんとか見えるくらいだった。
雪渓のすぐそばまで下りて行って、ハクサンコザクラを撮影。あたりを見回して、気の早いヒメウメバチソウを探したが、まったく見つけられなかった。
今回も前に昼食にしたあたりまで下って自然の冷気を浴びながら昼食。雨が降りそうな降らなそうなお天気なので、早々に本城沢をあとにした。

    
  
遊歩道から河原に下ったダンナを撮影。残雪の規模が分かる。右は川の上が大きく崩れた雪渓。左写真のすぐ下流だ。

  
  
  まだソバナとサンカヨウを見ることができたのには、びっくり。
     
  モミジカラマツ、カメバヒキオコシ、ジャコウソウ。

    かわいいポンポン、ツルニンジン。

    
  タマガワホトトギス、クガイソウ。

9月17日
今年は8月に2回行ったので、本城の滝は終わり、と思っていた。
ところが、9月の三連休のうちの2日間がダンナが仕事になってしまい、唯一のお休みになった9月17日も県内も近県も雨模様の天気予報だった。どこにも行かずに連休をつぶすのか。
しかし、山の天気予報を調べたダンナが本城沢の源頭の荒沢岳の天気予報は、午後からならAマークだと言い出した。つまり、登山も良好との予報なのだ。
そっかー、ならば、本城の滝も見に行けるはずだ。9月になれば、きっと秋の花たちも咲きそろっているはずだ。よし、行こう。
ということで、本年3回目の本城の滝になった。
家を出るあたりでは雲は重く、行く先の魚沼方面なんかは確実にお天気悪いぞ、という感じの空だった。それでもシルバーラインのトンネル群に入るまでは雨は落ちていなかったのだが、トンネルを抜けて、銀山平に出るあたりからザバザバと降り出した。
実は、多少なら濡れても仕方ないか、と雨具を用意してきていた。
しかし、キャンプ場の手前の遊覧船乗り場のトイレに入るために自動車を下りて、あ、こりゃダメだな、と思った。
雨の降り方が激しい。それに、寒いのだ。この気温で雨に濡れたら具合が悪くなるに違いない。それに、ちょっとだけ見える本城沢方向が真っ白な雲の下になっていてほとんど見えない。これでは滝自体も見えないだろう。
キャンプ場に入るには一人200円いる。その出費をしたうえで見えませんでした、ではもったいないではないか。
仕方がない、戻ろう。
またしても、トンネル群の中に。
無駄足だったな〜。おにぎり、どこで食べよう。午後をどう過ごそう。
とりあえず、道の駅ゆのたにに行けばおにぎり食べられる場所くらいあるだろう。
と、シルバーラインをぬけ、国道352号に復帰。魚沼市役所あたりまで戻ったところで、なんと青空が広がってきた。
ええーーー、青空ですとぉ〜。
この先、特にどこに行くとも決められないまま晴れてしまった。
どうするもこうするもない。本城沢に行こう。
Uターンである。
何してんだかなぁ、私たち。
結局無駄に往復して1時間近くロスして万年雪遊歩道の入口に来た。
入口でお昼を食べて、さあ、出発。
実は結局青空のもとではなかった。
標高をあげればあげるほど雲の中に突入する感じである。
しかし、最初に来た時はザーザー降りの雨だったが、今はとりあえず降ってはいない。上出来じゃんっ。
歩き出してびっくりだ。
真夏よりも草の勢いがものすごい。
とくにカメバノヒキオコシは遊歩道の両脇からわっさーと生えていて、咲きほこっている。
雨が降っていたので、葉っぱが濡れているし、この間を歩くのはびしょびしょになってしまう。も、雨が降っているのと同じだ。
いつものダイモンジソウがたくさん咲く湧水の場所には、佃煮状態のダイモンジソウが咲いていた。
これだけたくさん咲いていたら、珍しくもなんともないなぁ。
もう咲かないのかと思っていたオニシオガマも今までに見たなかで一番たくさん咲いていて、大喜び。私、このピンク色、好きなのよ。
さて、滝見台まで近づくと、標高を上げた分、雲の中に入ってしまったようだ。雨が大粒になってきた。
雨具を身につけ、最後の坂を登る。雪は消えているかなぁ。
雨に打たれながら本城沢を見下ろしてうわぁと声を上げる。
まだきっと残っているだろうと思っていた滝下の雪はすべて消え、滝が3段全部見えていた。
前に来た時から三週間。あれから暑い日はそれほど多くなかったはずだが、雨は何度か降っていた。雪をとかすのは、猛暑の太陽ではなくて、あたたかい雨なのかもしれない。
雨で滑ってちょっと怖かったが、河原に下りてみる。
これならヒメウメバチソウも咲いているかもしれない。
ところが、雨で増水して、思うように移動できなかった。対岸に渡ればもしかしたら咲いているヒメウメバチソウを見つけられたかもしれないが、なんとか見つけたのは、まだつぼみも固いものだけだった。
たった1りんだけ咲き残ったハクサンコザクラもあったが、こっちはほぼ終了。滝の直下はモミジカラマツとミヤマカラマツの天下だった。
草花の咲くタイミングって、本当にどういうスイッチがあるのかよく分からない。
だからなおのこと、何度も何度もこの本城の滝に来たくなるのだと思う。
また来年、たくさんの花を見に来よう。

    
  
キバナツリフネソウ、カメバヒキオコシ、クロハナヒキオコシ。

    
  
佃煮状態のダイモンジソウ。

      
  
アキノキリンソウ、オニシオガマ。

    
  
ツルニンジン、ジャコウソウ。

    
  
これは、何かなぁアラシグサかなぁ。右は咲き残ったハクサンコザクラ。

    
  
今回のお目当て、ヒメウメバチソウ。まだつぼみが固い。

    
  
たくさんのアザミ。リンドウもまだつぼみ状態。
  
交通
本城の滝への行き方については、新潟の滝レポート48を参考にしてください。



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