48−13

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本城の滝
(2020年6月28日)

6月の本城の滝とは思えない雪の量だ。
なになせ、滝が見えている。


その、見えている部分。
もちろん滝前には近づけないが、
見えているだけで今年の雪の
少なさがわかる。


うっすら霧にけぶる沢の上流。
いつもはここも見えないんだけどね。








本城の滝
(2020年7月25日)

ぜーんぶ滝が出現している。
緑もなんだか濃い感じだ。


ひいてみるとこんな感じ。


沢の源頭部分。
ここは1か月前とそんなに変わらないのね。









本城の滝
(2020年8月23日)

意外にも滝の上流を蓋のように隠している雪は
7月の頃からそんなに減ってはいない。


滝前にて。
ちょっと水、少ないかな〜。





万年雪展望台からの風景の変化


6月28日。
下流のほうの雪がまだある。


7月25日。
下流の雪はほぼない。


8月23日。
わー、万年雪がほんのちょっとしかない。
2020/6/28(日)、7/25(土)、8月23日(日)  本城の滝  魚沼市 (落差40メートル?)

2019年から2020年にかけての冬は、記録的に雪が少なかった。
例年であれば、平地で小雪であっても、山はけっこう積雪しているのだが、この年ばかりは山の雪も少なかったようだ。
雪が少ない、というよりは、春が早かった。2か月くらい早く春になってしまったような感じなのだ。
さて、本城の滝。
本城沢は万年雪が冷蔵庫の冷気となって季節を閉じ込める。
ところが、今年はこの冷気が少なかった。
行ってみるまでそんなはずはないと思っていたが、この花の玉手箱も春が早かったようなのだ。

6月28日
本城の滝に通いはじめてだいぶ年月がたつが、たぶん6月に来たのは初めてだ。
だが、平地の雪の少なさから、例年の7月並みの残雪なんじゃないか、と判断。小雨のあたる日だったが、行ってみることに。
実は、ハクサンコザクラの花が咲くより少し早い時期に咲くという見たことのない花をみつけたい、という思惑もあった。
しかし、行ってみてびっくり。
この時期では絶対に滝が見えているわけがないのだが、一部にせよ滝が顔を見せていた。
多い時だと7月でも滝見台のすぐそばまで雪で埋まっているというのに。
沢まで下りてみて、さらにびっくり。
ハクサンコザクラにはまだまだ早いと思っていたのに、なんと満開。
今まで見た中で一番たくさんのハクサンコザクラを見ることができた。
ってか、今の時期に咲いてしまっては、ほかの山の花の時期と大差ないじゃん。本城沢の意味ないじゃん。
いや、自然のなせること、文句言っても仕方ない。
というより、むしろたくさんの花を見られてラッキーと思ったほうがよい。
見つけたかった花はみつけられなかったが、これはこれで満足の6月の本城の滝だった。

    
  珍しくコムラサキが遊歩道入り口に。あ、ギンリョウソウも団体だ。

    
  滝前にはたくさんのハクサンコザクラ。近づけない遠くにはキスゲの姿もあった。

    
  こんなにたくさん咲いているのを見るのは初めてだ。 帰りの駐車スペースでミドリシジミ発見。飛んでくれないなぁ。

7月25日
そんなこんなで、例年通りの季節の読みができなくなった本城沢の花たち。
7月に入って、まさかヒメウメバチソウが咲いているんじゃやいだろうね、と言いながら訪問。
さすがに秋の花はまだだったが、例年の7月に見られる花は見当たらず。さりとて、真夏の花もまだという状況だった。
楽しみにしていてたツルニンジンのポコポコした蕾はあったのだが、これもまだ咲いてはいなかった。
梅雨の長いこの年。7月25日でもまだ梅雨明けしていない。
朝から雨がちだったが、滝前に下りるあたりで雨粒が大きくなり、本降りの雨になってしまった。
いつもであれば滝前でお昼にするのだが、さすがに雨の中では食べられない。
早々に沢をあとにして、大湯温泉にある大湯公園に行ってあずまやを借りてお昼にした。のんびりとした、いい公園でしたよ。

    
  オタカラコウは咲いていたけど、ウバユリがなかったなぁ。あ、アサギマダラが来てくれたぞ。

    
  アサギマダラはこのヨツバヒヨドリが大好きだ。シモツケソウも咲いている。

      
  ジャコウソウ、モミジカラマツ。アザミの仲間。

    
  タマガワホトトギス、ソバナ。

    
  アカバナノシモツケ。朴葉の大きいこと。


8月23日
この日はダンナのYamap仲間のしったかぶり子さんとそのお友達たちとともに訪問。
残念なことに私は所用で行くことができなかった。
本城沢は実は9月こそ花の多い時期なのだが、季節の早い今年は8月の終わりでたくさんの秋の花が咲いていたらしい。
ヒメウメバチソウも終盤だったそうだ。
キャンプサイトを借りて、豚汁などを作っていただいたり、いろいろごちそうしてもらったらしい。ああ、よかったわね〜。
時間も早めだったので、キャンプ場から歩いたそうだが、この車道沿いにも色々花が咲く。
のんびりと時間をとれるなら、キャンプしながら本城の滝というのも、いいものかもしれない。

     
  秋の初めの沢沿いの主役だわね、ツリフネソウとキツリフネ。

    
  カメバヒキオコシとクロバナヒキオコシ。

    
  わぁ、ツルニンジン、たくさん咲いていたんだ。 ワレモコウが咲くと秋も深まる感じだ。

    
  お、リンドウももう咲いていたんだ。 そして、ヒメウメバチソウも。

    
  せいいっぱい茎を伸ばして、終盤のヒメウメバチソウ。 ああ、いつものキベリタテハもいたね。

    
  ミドリヒョウモン、クロヒカゲなど、蝶にも恵まれたようです。

    
  この写真、好きだなぁ、林道を並んで歩くお嬢様がた。 そして、特性豚汁。

交通
本城の滝への行き方については、新潟の滝レポート48を参考にしてください。



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