48−15

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本城の滝
(2022年7月24日)

滝、見えないじゃないの。
いや、ほんのちょっと見えているのだけど。
って、昨年と同じ台詞でご紹介。
でも、昨年よりかなり多く雪が残っているのだ。



万年雪の展望台より。
下流の雪の量がとんでもない。



遊歩道の一番沢に近づくあたりにも
まだ雪が残っていた。
これは、さすがに初めてのことだ。



滝見台からの風景。
滝、ほぼ見えない。



かろうじて見えた落ち口。
何段目の落ち口かなぁ。



沢に下りるダンナ。
いや、沢なんですってば。
うねっている残雪。



沢に下りてみた。
雪原である。



この下に沢があるなんて
全く分からない。
崩落する心配すらない。



滝方向を見てみる。
氷河みたいだ。



これは、一番沢に近づいたあたりの風景。
雪の海だな。






本城の滝
(2022年10月15日)

雲が出て荒沢岳が見えないのが残念。
山から紅葉が下りてきているのが分かる。



万年雪の展望台からの風景。
下流のほうに雪が残っている。
10月だっていうのに。



雪と紅葉。
さすが万年雪。



何かで切断したみたいに
スパっと切れ落ちた残雪。
下に落ちた雪の塊でさえ、
軽自動車くらいの大きさはある。たぶん。



作ったような秋の本城の滝。
ホントーに滝見台にモミジがあるのよ。



今回はこれくらいまでしか近づけなかった。
ちょっと水量が多かったので、
無理はしなかった。


2022/7/24(日)、10/15(土)  本城の滝  魚沼市 (落差40メートル?)

今年も行って参りましたよ、本城の滝。
いつ行っても何かしら発見のある本城沢。今年もたくさんの花を見られましたよ。
2022年の特筆すべき事柄は、雪。
とにかく雪が多く残っていた。と、いうよりはこの冬にとてつもなく多く降ったというのが本当だろう。
いつもの7月であれば万年雪の展望台から見える一番下流の部分は雪が残っていないのだが、今年はすっかり雪で埋め尽くされていた。
沢に下りる場所に行ってもすぐそばに雪がある。
そこから下流を見ると、大きく山や谷を作った雪たちがすっかり沢を埋めていた。
なにやら巨大な雪崩でもおきて、この沢に周辺の雪を全部集めてしまったかのようだった。
そんな状態だったので、昨年ほど涼を求めて万年雪に来る人たちはいなかったが、それでも数組の人が来ていて、雪の多さに驚いていた。
  

      
  アカシモツケ、オタカラコウ、一番右は、お初の植物。オオバノトンボソウかしらん。

    
  エゾアジサイ、キジムシロ?。

    
  イチモンジチョウ、ミドリヒョウモン。

    
  コチャバネセセリ、イチモンジチョウ。

  
  ミドリシジミ?。

      
  タニギキョウ、コバイケイソウ、オオバキスミレ。

      
  おお、今年も会えたね、ピンクの小さい子。ハクサンコザクラ。
  でも、いつもの場所じゃなくて、雪のそばの反対斜面だった。キンコウカも咲いている。


  あ、君たちにも会えたか! 白い優雅な子たち。


      
  シロバナのニガナかな、と思いきや、コアニチドリたちだった。
  今年は雪が多すぎて、まだ見られないと思っていたので、嬉しかった。


        
  ナルコユリ、ホツツジ、5枚葉のツクバネソウ。。

      
  ウバユリ、タマガワホトトギス、ソバナ。



10月15日

実は私は10月に入ってからの本城沢に来たのは初めてである。
ダンナはとあるTVの番組撮影のために来たことがある。
その時の沢の周辺の紅葉の美しさに、ぜひとも10月に行ってみたいと思っていた。
なにせ、銀山平キャンプ場が10月の最終週くらいで閉鎖してしまう。
途中の橋も撤去されるので、キャンプ場が開いている時にしか来ることができない。
と、いうことで、忙しい日ではあったがやりくりして本城の滝へ行くことにした。
途中、魚沼の野菜直売所にあるビニールハウスみたいなお蕎麦屋さんで昼食。
小皿にもられた天ぷらが100円、種類がいくつかあり、お好みで選べる。ざるそばは普通もりで700円也。
美味でしたよ。
裏では何やら田んぼアートの制作中。何を描こうとしているのかしらん。

    

さて、どれほど雪が減ったかしらと本城沢に。
キャンプブームの昨今、銀山平キャンプ場はキャンプの受付でちょっと時間がかかってしまった。
遊歩道のすぐそばの駐車スペースには自動車はなく、貸し切りかな、と思っていたら、なんと我々のあとから次々と自動車が到着。いったいどうしちゃったのかしらん、と思っていたら、花束を持った人たちだった。
この遊歩道の入り口には荒沢岳で亡くなった人の慰霊碑がある。たぶん、その慰霊の人たちだったのだろう。
実際に遊歩道に歩き出したのは我々ともう一組くらいだった。
山はそろそろ色づこうとしている感じで、秋の入り口みたいな感じだ。
雪は。
あるよ〜。
さすがに秋になって雪の上に色々なものが落ちて茶色くなっているが、下流部分にかなり多く残っている。
上流のほうは例年並みかな、と思うが、とにかく下流の残雪が多い。
スノーブリッジがバツンと切られて落ちてしまったような場所もある。
怖いな。あのそばにいたら、巨大な雪の塊の下敷きになってしまう。
滝自体は見事に三段の姿を見せていた。
ちょうど同時に滝見台に来ていた人と譲り合いながら滝を撮影。
錦秋の本城の滝を見ることができた。
沢に下りて、夏の花と残雪が下り混ざっているのにびっくりする。
まさかな、と思いながら、少し下流を見てみると、なんとハクサンコザクラまで咲いていた。
しかも、1本だけではなく、何輪も咲いていた。
ちょうど、魚沼市の自然観察員の腕章をした女性がやって来たので、ハクサンコザクラがあるのを教えてあげた。
彼女は沢を遡上してここまで来るつもりだったが、あまりにも雪渓が怖くてできなかった、とのこと。
とにかく今年は雪が多く、滝見台さえ埋もれてさらに積もっていた、と言っていた。
そのおかげで、春が足止めされて、10月にハクサンコザクラが見られたのだと思う。
返す返すもこの本城沢、ホントにすごい谷ですぞ。

    
  遊歩道には赤く紅葉した木々もあった。

    
  オニシオガマはポコポコの実になりかけていた。アキノキリンソウもモサモサ。

      
  あらあら、サラシナショウマにツルニンジンが巻き付いている。まだヨツバヒヨドリが咲き、ニガナも咲いている。。

      
  ダイモンジソウは終わりかけ。タチアザミ。あらまあ、オオバキスミレまで咲いているじゃないの。。

      
  秋にはリンドウが楽しみ。わー、まだコバイケイソウまで咲いているぞ。紅葉とコバイケイソウって、あり得ない。

        
  モミジカラマツと思ったら、ヤグルマソウだった。もちろん、モミジカラマツもある。

        
  まさかハクサンコザクラにまで会えるとは思いませんでしたよ。ヒメウメバチソウも咲いていたし。

      
  ホツツジ、クルマバハグマも健在。下って、荒沢岳の前ーがススキの向こうに姿を現した。。


交通
本城の滝への行き方については、新潟の滝レポート48を参考にしてください。


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