48−16

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本城の滝
(2023年7月23日)

7月にして、これだけ姿を見せているのは、
珍しいことかもしれない。
極端に雪が少なかったわけではないが、
寒の戻りなどなく、
あっという間に夏になったせいか。
とにかく、毎年雪の表情は違う。



滝のアップ。
二段目までばっちり出ている。
でも、三段目は雪で覆われていて、
もちろん滝つぼまでも危険で行けない。




これが7月の万年雪の図。
少ないわね、やっぱり。



河原に降りる場所からまず上流方向を見る。
雪、崩れてます。



下流方向を見る。
やっぱり崩れてます。



スプーンカットの雪渓の下。
でも、この近くは寒くて寒くて、
とてもお昼を食べられなかったので、
岩の陰で昼食。
猛暑日に迫る日だったんですよ。





































































本城の滝
(2023年8月20日)

たった1ケ月で雪がほとんど無くなった。
今年は8月のほとんどの日が猛暑日。
銀山平の山奥も例外ではない。



滝には雪解けの水が常に供給されている。
滝の作る風は、エアコンの風より
ずっと冷たい。



ちょっと下流から撮影。
右に左に沢を渡って、
滝前に進む。



これは滝見台から見た、
滝の上流の図。
いつもの大岩の周りの雪もすっかりなくなり、
もやがかかっている。



滝見台から下る。
先月の図では下は雪だらけだったが、
すっかり雪がなくなっている。



滝前に進むの図。



8月の万年雪。
ほぼ、無い。
昨年の10月なみだ。

2023/7/23(日)  本城の滝  魚沼市 (落差40メートル?)

今年も本城の滝が姿を現す頃になった。
昨年は雪が多くて、同じ頃の訪問でもほんの落ち口の一部しか見えなかったが、今年はどうかな。
この年は早春からいつもより春が早いと、どの山でも思っていたが、ここ本城沢でもかなり早い春がやって来ていた。
雪が薄っぺらになっていて、怖くて上に上がれない状態なのだ。
入り口のキャンプ場ですでに万年雪は危険なので上に上がらないようにと注意喚起されていた。
滝も7月のこの沢ではあり得ないと思うのだが、二段目まで見えていた。
3段目も雪がすっかり崩れてしまっていたので、姿を現すのは時間の問題だ。
雪渓が最も危うい感じの状態、とも言える。
下にもぐって写真撮影していた人たちが崩れた雪の下敷きになって命を落とした事故のあった沢である。
こんな時の雪には近づいてはいけない。
と、いうことで、我々も対岸には行かずに、草花だけを楽しむことにした。

      
  
ソバナ。ヒヨドリバナ。右の写真は、ヨツバヒヨドリとヒヨドリバナが並んでいる。に、似てる。

      
  
昨年みつけて、名前を特定できなかった植物。クモキリソウだそうです。
  てっきりトンボソウなどのツレサギソウ属かと思いきや、属が違っていました。
  分かりやすい昨年の画像を右側2つ貼っておきます。


      
  
オタカラコウはこれから咲きそうだったのに、いつもこの場所に咲いていたウバユリはもう終わっていた。
  新発見はこの道にもモウセンゴケがあるということ。
  中写真の小さな花をみつけて、これはもしやモウセンゴケ、と思ったらありましたよ。


  
ダンナのお知り合いのオルザスさんとばったり。
  オルザスさんと話しているあいだじゅう、ダンナの帽子にトンボがとまっていた。分かりづらいかな〜。


      
  
オニシモツケ、カラマツソウ、ニガナ。

      
  
ヤブキショウマ、ヤマアジサイ、シシウド。

      
  
ソバナ、タマガワホトトギス、ジャコウソウ。
  みんな咲き始めで綺麗だった


      
  
サンカヨウはすっかり実になっている。集めればジャムが作れそうだ。
  オニアザミ、クガイソウにキアゲハがやって来ている。


      
  
小さめのコバイケイソウがあちこちにモコモコ咲いていた。モミジカラマツ。

      
  
本年のハクサンコザクラは量が多い。この沢で見たなかで、一番多かったかも。

    
  
なかなか一面がピンクに見えるまで咲きそろっている時に出合ったことがないのだ。

      
  
遊歩道から戻って来ても花。ヒメシジミが吸蜜中。ウツボグサ。林道わきのほうがウバユリがたくさん咲いていた。

万年雪の対岸にはキンコウカなどが咲いていたが遠い。
いつもの白い妖精たちは、もう時期が遅くて咲いていないようだった。
ちょっと残念。
でも、この先もこの沢は花がたくさん咲くので、まだまだ今年も楽しめるぞ。


2023年8月20日(日)
お盆休みもなんとなく過ぎて行き、この日は日曜だけのお休みの週末だった。
1日しかないお休みの時、しかも連日の猛暑で涼しい場所が恋しい時、そんな時に行くのは、万年雪のある本城の滝である。
遊歩道の入り口あたりではまだまだ暑かったが、万年雪の見え始める頃には下界よりもかなり涼しくなっている。
先月にはまだ雪の中だった本城の滝も上から下まで全部姿を見せていた。
万年雪のはずの残雪も、きっと今年はすべて溶けてしまうんじゃないか、と思うくらい少なくなっている。
それでも滝前まで行ってみると、冷気を感じて、長い時間そこにはいられないくらいの気温だった。
花たちは季節をどうとらえているのか。
早いのであればもうヒメウメバチソウが姿を見せてくれていそうなものだが。

      
  
ヨツバヒヨドリ、モミジハグマ、ハンゴンソウ

      
  
南国の果実みたいな、ウバユリの実。ミソガワソウ、ジャコウソウ。

      
  
気の早いツルリンドウ、サラシナショウマも少し早かった。タチアザミ。

    
  
クロバナヒキオコシ、右はセリ科の何かですが・・・

      
  
ツルニンジン、モミジカラマツ、たぶんヒメクワガタ。

      
  
オニアザミ、気の早いダイモンジソウ、すんごい株の大きなウツボグサ。

    
  
シシウドは青空に映えるわ。あ、アカバナ発見。

    
  
ヒメウメバチソウはまだまだちっさい蕾でした。右はミソガワソウ。

    
  
アザミ科の花、右はクロクモソウかしらね。

  
キツリフネもありました。

結局もう少し季節が進んでいるかと思ったが、それほど進んでいなくて、ヒメウメバチソウも、ダイモンジソウも、オニシオガマも、リンドウもほぼ咲いていなかった。
ヒメウメバチソウはあまりに小さくて、いつもの場所をがんばって探してやっと蕾をみつけられたくらいだ。
河原の石のそばでダイモンジソウをみつけられたのはラッキーだった。いつもの場所には葉っぱくらいしかなかった。
昨年の雪の多い年には10月でもハクサンコザクラが見られたが、さすがに雪が少なく暑い今年は、コザクラは黄色い葉っぱくらいしか残っていなかった。
本当に花たちは面白い。
何のセンサーで咲く時期を決めるのやら。
また来月、秋の花々を見に来よう。

交通
本城の滝への行き方については、新潟の滝レポート48を参考にしてください。


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